2024年10月18日
石黒宗麿の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
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鉄釉陶器の人間国宝石黒宗麿は、25歳のときに稲葉天目と称される中国宋代12世紀~13世紀の窯変天目茶碗(現在、静嘉堂文庫美術館蔵・国宝)に感銘を受けて作陶を志したと語っています。昭和3年に京都へ移り住んで以降、中国の唐・宋時代の古陶磁を研究し、幅広い陶芸技法を体得していきました。
昭和11年に京都市北部の八瀬やせに窯を移して以後はここを生涯の作陶の場とし、独創的な陶芸の世界を築き上げていきます。戦後はチョーク釉の新技法や、藍彩など低下度色釉を駆使した、従来どこにもなかった作品を創出し、自由な気分と近代感覚に溢れた、斬新で品格ある作品を生み出し続けました。
昭和30年に重要無形文化財保持者(人間国宝)の制度が誕生すると、富本憲吉、濱田庄司、荒川豊藏らと共に、陶芸界から最初の認定を受けています。 作家としての自分の表現を追求し続け、多彩な作品を生み出した石黒宗麿の芸術の魅力は今も人々から愛されています。
石黒宗麿 鉄釉 窯変油滴天目指掻茶碗
石黒宗麿は鉄釉陶器の重要無形文化財保持者、人間国宝に認定されました。
石黒宗麿の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが品物により、出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.石黒宗麿の作品は、当店が真贋を拝見させていただき、判断させていただきますので一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像を送ってください。
Q.石黒宗麿の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定をさせていただき、買取りさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが買取り価格は低くなります。
Q.石黒宗麿の作品は画像で査定して頂けますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は実際に作品を拝見させていただきます。
Q.石黒宗麿の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
石黒宗麿 本人
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石黒宗麿 略歴
重要無形文化財保持者、日本工芸会理事
1983年明治26年4月14日、富山県新湊の医師石黒伯の長男に生まれました。
1898年明治31年7月11日富山県立富山中学校を中退しました。
1919年大正8年ころ東京美術クラブにおいて、世界の名器として定評のある稲葉家から岩崎家に移った曜変天目茶碗、「稲葉天目」をみて感激し、陶芸に志すにいたった。
1921年大正10年5月に上京して渋谷区富ヶ谷に築窯して製陶研究にはいります。
1923年大正12年8月埼玉県比企郡に築窯、同15年2月に金沢市に移ります。
1927年昭和2年1月京都市東山に転じ、このころから小山富士夫氏らと中国、日本の古陶磁の研究に着手し、その再現に努力した。石黒宗麿は、特定の師につかず、専ら古陶磁を師として独学研究をしました。
1934年昭和9年6月からは1年間、佐賀県唐津市に滞在して古唐津とお茶碗窯復興に尽力しました。
1935年昭和10年4月10日には京都市郊外八瀬に築窯しました。
1938年昭和13年5月、中国、満州、朝鮮各地の陶磁業を視察しました。
1941年昭和16年11月、柿天目、黒定窯、河南天目、木葉天目など曜変天目からの感動に発した宋窯の研究は一応その技法を解明して完成された。こうした鉄釉にかかわる宋磁研究をもとにして品格の高い作品を発表し、他の追従を許さない境地を開拓し、また唐三彩、均窯、絵高麗、三島、唐津などの作域においてもすぐれた技術を示し幅広い活動をおこなって、陶芸界に大きな影響を与えました。
1955年昭和30年2月、鉄釉陶器の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた。また同年設立された社団法人日本工芸会の理事に就任し、伝統工芸の振興に力を尽しました。
1956年昭和31年2月には富山県新湊市名誉市民に推され、同年6月には陶芸研究家のために居住していた住居、工房を提供して財団法人八瀬窯を設立し、後継者の養成にあたりました。
1963年(昭和38年11月、紫綬褒章を受章。なお、晩年には社会福祉法人愛隣会を通じて、身体障害者、精神薄弱児、母子家庭、保育園などの福祉活動にも献身的に協力しました。
1968年昭和43年、勲三等瑞宝章を受章し、同年6月3日、老衰のため死去。晩年には社会福祉法人愛隣会を通じて、身体障害者や精神薄弱児、母子家庭、保育園などの福祉活動にも献身的に協力しました。墓所は八瀬霊苑。
石黒宗麿 釉彩干柿文壺
彩瓷というオリジナルの技法による優品です。
彩瓷は石黒宗麿流の呼び方で、低火度焼成の彩絵、軟彩の瓷器の意と考えられています。海老茶色の干柿と黒の線のリズムが絶妙で生き生きとしています。
石黒宗麿の独創的な図案で、口縁部の特徴ある形と相まって素晴らしい活筆で絵付けをしています。
1959年 昭和34年頃の作品。
石黒宗麿 査定価格におけるポイント
石黒宗麿の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
石黒宗麿先生は鉄釉の壺が一番高値の査定価格が出来ます。30万円から200万円ぐらいの買取相場です。
ぐい呑みですと10万前後になります。板皿などは大きい割に査定価格は高いです。
保存状態
茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
上がりが良い作品と上がりが悪い作品があります。天目茶碗の作品の査定価格が上がる傾向にあります。
石黒宗麿展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
石黒宗麿先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ石黒宗麿の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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