2024年9月26日
お茶道具を買取致します。 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ
古いお蔵やご家庭に眠っている茶道具を買取致します。
茶道具には、茶道に使われる様々な道具があります。茶会や茶の湯の流派によって使われる道具の種類や形式が異なります。
今回は、各お道具についての価格の動向などについてご説明させていただければと思います。
茶室
1.茶碗(ちゃわん) お茶を飲むための器。形やデザインが多様で、季節や茶会の趣向に応えて選ばれる。
お客様が手や口に触れる最も重要なお道具の一つです。大量生産品から数百万円以上する物までありお茶碗は、お抹茶を入れて茶筅で立てるので、茶人は最も重要視しております。一番は修復や痛み具合を拝見いたします。古いお茶碗はニュウといって割れが必ずと言っていいほどありますが、無いにこしたことはないですが認められるニュウもあります。
2.茶筅(ちゃせん) 抹茶を点てるための竹製の道具です。
良い茶筅が最近なくなってきたとお茶人さんがおっしゃっております。年々職人がいなくなり貴重になってきております。しかし消耗品ですので買取でお値段を付けることはあまりありません。
3.茶杓(ちゃしゃく) 抹茶を茶器から茶碗に移すための細長い竹製の匙です。
家元の茶杓や高僧の茶杓や高名な茶人の茶杓など、高価な茶杓もありますし、現代物の大量生産のいわゆる数物の茶杓もありピンからキリまで様々です。表千家や裏千家の家元の茶杓が近年かなりお値打ちになっております。竹の茶杓が好まれます。
4.茶入(ちゃいれ) 抹茶を保存するための容器。主に濃茶(こいちゃ)の場合に使われる。
桃山時代の天下人が、こぞって集めたのが茶入れみたいですね。最近は濃茶を飲む機会が減り、茶入れも需要がかなり減っていると云われております。しかし名物茶入れなど高値でお取引される茶入れは、現在も結構な金額でお取引されております。
5.棗(なつめ) 抹茶を入れる漆器の容器で、薄茶(うすちゃ)用に用いられる。
基本的には黒無地の棗はお値打ちな傾向にあります。美しい蒔絵が施された状態の良い棗が良いと思います。作者や茶人の箱書きなどによってお値段が左右されます。
6.水指(みずさし) 茶道具の中で水を入れておくための器。茶会で使う際に水を入れる。
古備前や古瀬戸の水指などのお値打ちに購入出来る物が増えました。なかなか桃山時代の良い水差しはそれでもなかなかございません。わりと古い水差しは割れがあったり直しがあったりしますので修復を重点的に拝見いたします。
7.釜(かま) 茶を点てる際にお湯を沸かすための金属製の容器です。
女性の先生など釜に興味がある人は少なく感じますが、釜も様々あり奥が深いみたいですね。重たい釜は女性が嫌がりますのであまり大きな釜は好まれないと云われます。芦屋の釜や大西の釜など、現在では良いものがお値打ちに購入出来る傾向です。サビや水漏れは減額対象になります。
8.風炉(ふろ) 釜を置いてお湯をかすための台。 季節や流派に応じて使われる。
風炉とは茶の湯をわかすために炭を入れて火を入れる炉のことです。夏に使われる炉となります。 風炉がもちいられる時期は、5月~10月までとなります。毎年、5月5日頃の立夏から、11月8日あたりの立冬の季節まで使われます。 つまり、夏のはじめから秋の暑い季節にもちいられる炉ということです。単独でも買取出来ます。
9.柄杓(ひしゃく) お湯や水をすくうための道具。竹で出来ております。
柄杓は消耗品です。買取の際はお値段は付きません。
10.建水(けんすい) 茶わんをすすいだ水や不要なお湯を捨てるための器です。
お湯を捨てる容器ですので高い作品を購入することの少ない商品です。砂張の建水は有名ですね。茶人の箱書きなどを見て評価致します。
11.蓋置(ふたおき) 茶釜や水指の蓋を一時的に置くための小さな道具です。
家元や茶人のサインのある蓋置が好まれます。黒田正玄の作った竹の蓋置が好まれますので他の作者より、高値でお取引出来ます。
12.香合(こうごう) 香りを入れておくための小さな容器。茶室に清らかな香りがただよいます。
様々な材料の香合がありますがこちらも、有名な茶人の書付けがある作品や、売り立て目録に載っているような作品が好まれます。
13.掛物(かけもの) 茶室にかけられる書や絵。茶会の会話や季節に応じて選ばれます。
一般的なお茶の先生は家元の書いたものや大徳寺の和尚様が書かれた掛軸を選びます。好者は古筆切や趣向を凝らした自由な掛軸を選びます。その日の茶会のテーマにそった掛軸ならどんな掛軸でも良いと考えられます。掛軸は第一の道具とも云われております。お茶碗と同じくピンからキリまであり良い物は数百万円以上する物もあります。
14.花入(はないれ) 茶室に花を生ける器です。
花入は竹や銅など様々な素材の物があります。千家の茶人は竹を好みます。銅器は位の高い人物に使用されます。使う茶人の趣向によって使う花入を考えます。竹の花入は割れている物がありますが減額対象になります。桃山江戸初期の作品は比較的割れていても良い場合もあります。
お茶道具を買取致します。
お茶道具 茶碗 水差 香合 棗 茶入 花入
※茶道具はたくさん種類がありますが茶道の所作や精神性を表現する為の重要な役割を担っています。
お茶道具につきまして、どんな事でもまずはお問合せください。売却を検討されております方は、高価買取させて頂きますのでご連絡をお待ち致しております。
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