2019年9月23日
有栖川宮幟仁親王 井伊直愛箱書 寄弓祝
有栖川宮幟仁親王
井伊直愛箱書
寄弓祝
幟仁親王
萬(ま)とにいる 夫(そ)のこと
御代の直なれば
遊(ゆ)みの道こそ
弥(いや)さかへけれ
【大意】
的に射る それは御代の直なので
弓の道はいよいよ栄えるのだ
有栖川宮幟仁親王
(ありすがわのみや たかひとしんのう)
文化 9年1月 5日
明治19年1月24日
幕末・明治期の日本の皇族。
有栖川宮韶仁親王の第一王子。
文政6年(1823年)親王を宣下され上総太守。
元治元年には国事御用掛となりる。
慶応3年(1867年)に親王の位階第一位の一品を授けられ、明治新政府の議定・初代神祇事務総督・神祇事務局督に就任。
明治14年(1881年)数多の神道家の請願により神道教導職総裁に就任して、時の祭神論争の沈静化に尽くし、翌年には皇典講究所総裁として皇学の隆盛に尽力した。
有栖川宮家は代々歌道・書道が家学で、五代・職仁親王の代に書道有栖川流の基礎を固め、幟仁親王により大成し確立した。現大教院扁額も親王揮毫のものである。