元永定正の絵画を買取いたしました。 | 北岡技芳堂

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2020年8月12日

元永定正の絵画を買取いたしました。

元永定正

無題

 

 

1974年
0号(14センチ×8センチ)
モトナガ資料研究室鑑定済

 

 

 

 

 

 

 

書籍:「天風浪々 絵と書の対話」

 

 

榊莫山 元永定正 
美術公論社

元永定正は絵本以外の著述は少なく、唯一元永さんの言葉が莫山さんとの対談形式により収録されている本書では、
三重県伊賀上野出身であるお二方が歩まれてきた人生と芸術感を語っていらっしゃいます。

私の先祖も伊賀上野ということもあり、親しみを感じつつ、
尊敬するお二方のお話を拝読させていただきました。

面白いなと思った箇所をそれぞれ抜粋すると、

榊莫山「おれは昔本書いてるとき、元永定正の字のこと書きたいから書いてくれちゅうて頼んだら、「無」という字の点が7つか8つついとってんな、あれええなちゅうて言うとったんやけど、あれ7つあったかて10あったかて、誰が見たってこれは「無」やろなと思うわな。草書にしたら、最後にぽんと点一つしか打たんでも草書として通用するわけやからな。」

元永定正「創作ちゅうのは一つの宗教やと思うのやな。ある世界を作るのやから。僕が信者で、僕が教祖で……。一人でええのやけども、やってると榊莫山教いうのがでけてくるわけや。僕の元永教というのも信者がでけるけど・・・。」

−−−−(絵画について)理解できないことは……。
元永定正「それは、形だけを見て精神を見ないからですね。りんごを描いてあったらわかる、線を引っ張っただけやったらわからん、というのはわかったことにはならへん。絵描きだけや。心がわからないというのは、そういう意味やね。じっと長いこと見とったらわかってくるものやね。」

1984年発行のこちらの本ですが、やっと時代が追いついてきたように感じます。
現代アートは昔よりも少しずつ身近になってきましたから、お二方はずっと先を行ってみえましたね。
莫山さんと元永さんの芸術感がわかる色褪せることのない内容でした。

 

 

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