買取実績
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骨董品
オイルランプ
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥3,000
先日は、明治大正期のオイルランプをお譲りいただき、誠にありがとうございました。アンティークガラスならではの、少し歪なガラスの表情がとても味わい深く、色鮮やかな青ガラスの台座には太陽と月の模様が入っており、灯りをともしていない時でもどこか華やかさが残っているようです。

石油ランプは、開国とともに日本にもたらされ、それまで蝋燭や行燈の薄暗い灯りのもとで暮らしてきた人々にとって、明るさや装飾の美しさはかなりの驚きだったのではないかと思われます。
一方で、幕末から明治初年に輸入された石油ランプは大変高価だったため、一部の富豪など限られた人々のものだったようです。皇居で初めて石油ランプが用いられるようになったのは、明治五年のことでした。新しい暮らしの象徴として、少しずつ身近な灯りへ移っていった様子が想像されます。
明治中期になると、東京市内のほとんどが石油ランプによる燈火に変わったとされており、地方でも裕福な家がいち早く使い始め、それが宣伝の役目を果たし、やがて行商人や雑貨屋などを通じて浸透していきました。さらに日露戦争後の好況時代に広く用いられるようになり、全国的なランプ全盛の時代を迎えました。
しかし、石油を直接燃やして燈火とする石油ランプには、悪臭を発したり空気を汚したり、火災の原因になりうる危険性が常につきまとっていました。そうした欠点を抱えたランプは、その後に渡来した、臭いがなく空気を汚さず、しかも光力の強い電燈という近代的な燈火によって押し流されていきます。大正初期には終焉期を迎え、明治を謳歌した石油ランプの灯が一つずつ消えていった、という流れはどこか切なくもあります。
オイルランプを見ていてふと思い出したのが、新美南吉の『おじいさんのランプ』です。南吉は大正2年(1913年)に愛知県半田市で生まれ、『ごん狐』などで知られる童話作家ですが、残された作品の多くは、昭和18年(1943年)に29歳で亡くなるまでの数年間に故郷で書かれました。
『おじいさんのランプ』は昭和17年(1942年)に書かれ、文明の進歩によって取り残されていくランプ売りの姿が描かれています。みなしごの少年・巳之助がランプ売りで身を立てたものの、村に電灯が引かれ、やがて廃業してしまうという物語です。
巳之助が半田池の木につるしたたくさんのランプに火を灯し、泣きながら石を投げつけランプに別れを告げるシーンは、子どもの頃に読んだときから変わらず強く印象に残っています。
北岡技芳堂では、オイルランプをはじめ、アンティークガラスや古道具の買取・ご相談も承っております。整理やご売却をご検討の際には、画像からでも拝見いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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