買取実績
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陶芸品
藤原雄
備前徳利
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥30,000
先日は、藤原雄の備前徳利をお持ち込みいただきました。骨董品や陶器の収集がご趣味とのことで、これまでにさまざまな作家の作品を集めてこられたそうです。点数が増えすぎて収納の場所にもお困りとのことで、少しずつコレクションのご整理を進めたいとご相談くださいました。この度は大切なお品をお譲りいただき、誠にありがとうございました。

どんぐりみたいな形でかわいいです。
藤原雄は、日本国内だけでなく世界へと視野を広げ、備前焼の魅力を広く伝えた陶芸家で、備前焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)です。同じく備前の陶芸家で人間国宝となった藤原啓を父に持ち、岡山県和気郡伊里村穂浪(現在の備前市)に長男として生まれました。
1955年に明治大学文学部を卒業後は、一時みすず書房で編集者として勤務していましたが、父の看病のために岡山へ戻り、その後は復帰した父の助手として備前焼の技法を本格的に学んでいきます。
1958年には第5回日本伝統工芸展に備前壷を出品して初入選を果たし、第7回現代日本陶芸展でも入選するなど、若い頃から備前焼の俊英として頭角を現しました。1960年には岡山天満屋と東京日本橋三越で初個展を開催し、翌1961年には日本工芸会正会員となります。さらに1963年にはスペイン・バルセロナで開かれた国際陶芸展でグランプリを受賞し、その評価を確かなものにしていきました。
1964年にはアメリカ、カナダ、メキシコ、スペインなどを巡り、各地で備前焼講座や個展を開き、米国コロンビア大学での第1回国際工芸家会議では日本代表として備前焼の解説も行いました。こうした活動を通じて、備前焼を海外へ広く紹介していったことは、その後の「備前焼を世界に普及させる」という藤原雄の一貫した歩みにつながっていきます。
1967年に独立し、同年には日本陶磁協会賞を受賞。金重陶陽や父・啓たちが切り開いた「茶陶としての現代備前」という流れを受けつぎながら、作家としての個性を加えた作風を確立しました。
北岡技芳堂では、藤原雄・藤原啓をはじめとした備前焼の作品をはじめ、徳利やぐい呑、茶碗、花入などの陶芸作品全般、また骨董品や美術品の査定・買取を行っております。コレクションが増えすぎてしまった方や、ご自宅・ご実家の整理をきっかけに陶器や骨董品のご処分をお考えの方、「この作家のものかどうか分からない」「価値があるのか知りたい」といったご相談も含めて、お気軽にご連絡いただけますと幸いでございます。
陶芸品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kougei/
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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北岡技芳堂は昭和25年の創業より、三代にわたり骨董の世界と向き合ってまいりました。
ひとつひとつのお品に込められた想いと価値を丁寧に汲み取り、真摯な気持ちを大切にしながら、これからも皆さまとのご縁を丁寧につないでまいります。
北岡技芳堂では、絵画、掛け軸、骨董品、刀剣類などの美術品全般を幅広く取り扱っております。
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