買取実績

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角島直樹「双」

絵画

角島直樹 日本画
「双」

買取地区:
名古屋市内
買取方法:
店頭買取

参考価格¥20,000

角島直樹の作品を買取いたしました。描かれているのは、たたずむ二羽の鷺です。角島直樹は日本各地の風景や神社仏閣を写実的に描き、特に深いブルーを基調とした空の表現に定評がありますが、本作にも自然への眼差しと確かな筆致が感じられます。

角島直樹は1947年兵庫県尼崎市に生まれ、1974年に愛知県立芸術大学大学院日本画専攻を修了。翌年、日本美術院院友となり、以降院展を中心に活躍しました。1997年に春の院展奨励賞、2006年には第91回院展で奨励賞を受賞するなど実力を重ね、日本美術院特待にも推挙されています。愛知県立芸術大学で教授として後進の指導にもあたり、2012年の退任時には松村公嗣らとともに合同展が開催されました。

鷺といえば、現在公開中の映画「国宝」にも登場する舞踊「鷺娘」の場面が印象的ですね。皆さまは「国宝」をご覧になりましたか。

田中泯さん演じる人間国宝の小野川万菊が鷺娘を舞う姿は鮮烈で、喜久雄(吉沢亮)と俊介の運命を左右する重要な場面として描かれています。

雪景色の中にたたずむ白無垢姿の娘は実は鷺の精であり、人間への叶わぬ恋に苦しむ姿を踊りで表現します。白無垢を引き抜くと艶やかな町娘へと姿を変え、恋の喜びを舞います。

舞台が再び薄闇に包まれて曲調が変わると、娘は赤い襦袢姿となり、恨みを帯びた物狂いの姿をさらし、やがて鷺の精へと戻り、美しい海老反りを見せます。

恋のために堕ちた地獄の責めにさいなまれ、息も絶え絶えの中もがく姿は観る者の胸を打ち、ついには力尽き、息絶えて幕を閉じるのです。

ちょうど「国宝」を見た後だからでしょうか。角島直樹の「双」に描かれた鷺の姿も、そうした日本文化の中に生きる象徴的な存在と響き合っているように思われます。静けさの中に潜む美しさ、儚さ、そして人の心の機微を映し出すような作品はではないでしょうか。

北岡技芳堂では、角島直樹をはじめとした日本画家の作品の査定・買取を行っております。ご整理やご売却をお考えの際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。

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