買取実績

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掛軸
山元春挙
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥250,000
先日は、山元春挙による冬景色の掛軸を査定・買取させていただきました。画面には雪に覆われた山々が静かにそびえ、手前には雪をまとった大木が力強く立っています。
春挙らしい写実と構図の巧みさが感じられ、淡い墨のぼかしと繊細な筆づかいにより、冷たく澄んだ空気感が画面全体に広がっています。この度は、誠にありがとうございました。
山元春挙(やまもと しゅんきょ、1872年1月4日生〜1933年7月12日没)は、明治から昭和初期にかけて活躍した円山四条派の日本画家です。本名は金右衛門、幼名は寛之助。別号に「円融斎」「一徹居士」があります。
伝統的な円山四条派の画風を基盤にしながらも、写真技術を学び、風景画の取材や構図に応用するなど、当時としては先進的な描法を模索しました。竹内栖鳳と並び、近代京都画壇を代表する存在として知られています。
滋賀県大津市(当時は大津県膳所中ノ庄村)に生まれた春挙は、一度は商家に養子に入ったものの、絵の道への情熱を捨てきれず、十代で京都の円山四条派の画家・野村文挙に入門。その後、「明治の応挙」と称された森寛斎に師事し、若くして頭角を現します。
春挙の画風は、力強さと壮大さを併せ持ちながらも、華やかな色彩を特徴としています。特に、カメラを活用して取材を行い、それをもとに描き上げる風景表現は、彼の芸術の大きな魅力のひとつです。また、油彩画の技法にも関心を示し、伝統と新しい技術を融合させた作品を多数手がけました。
国内外の博覧会で活躍し、宮内庁御用画を務めることも多く、名声を確立しました。さらに弟子の育成にも尽力し、その人柄と力量を慕って多くの門弟が全国から集まりました。
1917年には帝室技芸員に任命され、京都画壇の中心的存在として活躍を続けますが、1933年、病により61歳で急逝しました。
北岡技芳堂では、山元春挙の作品など、日本画全般の査定・買取を行っております。作品の時代背景や保存状態、市場での評価を踏まえた適正価格をご提示いたします。山元春挙の作品をお持ちで売却をご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。
掛軸の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kakejiku/
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