買取実績

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蒔絵盃洗2つ

骨董品

蒔絵盃洗

買取地区:
名古屋市内
買取方法:
店頭買取

参考価格¥25,000

蒔絵の盃洗を買取いたしました。倉庫を整理していたところ、よくわからない木箱が何点か出てきたと、お客様よりお電話をいただきました。棚の奥にしまわれていたとのことでございますが、箱を開けてみると、長年しまわれていたとは思えないほど、漆の状態は良好でした。

漆の状態、時代、蒔絵の細工などを拝見して査定額をお伝えし、一緒にお持ちいただいた骨董品とともに買取をさせていただきました。この度は、誠にありがとうございました。

盃洗(はいせん)は、酒席において盃を洗うために水を張って用いられる器のことです。漢字では「杯洗」とも書かれます。

日本では、古くから酒を一つの盃で酌み交わす風習がありました。結婚の儀礼における三三九度や、大盃に注いだ酒をまわし呑みするような場面が、その代表的な例とされています。そのような場では、盃を洗って次の人に渡すことが礼儀とされており、盃洗が使われるようになりました。

時代が下るにつれ、酒のアルコール度数が高くなったことや、酒宴がより私的な場で開かれるようになったことから、盃の形式も変化していきました。

江戸時代後期には「盃スマシノ丼」と呼ばれる器が登場し、盃をすすぐために使われるようになります。明治期に入ると、これが「盃洗」と呼ばれるようになり、酒席の器のひとつとして定着しました。

盃洗の初期には、大きな鉢や丼が用いられていましたが、やがて宴席を彩る器として、磁器や漆器による専用の盃洗が作られるようになります。

特に蒔絵を施した漆器の盃洗は、台座にのせて丁重に扱われることもありました。また、盃を載せるための専用の台座である「盃台」も同時に用いられていました。

盃洗は、単に盃を洗うための実用品としてだけでなく、酒席の場を整えるための道具としても意味を持っており、器に水を張って猪口を浮かべ、その絵付けを眺めて楽しむような使われ方もされていたようです。

陶器の盃洗には、絵付けやかたちに多様な趣があり、見ていて飽きることがありません。もともとは酒席の場で盃をすすぐために使われていたものですが、その佇まいはどこか親しみやすく、現代の暮らしの中でも自然と馴染んでくれます。

絵付けも様々でサイズもほどよいため、フルーツを盛ったり、小物を入れたりと、実用的な使い方ができるのも魅力のひとつです。和にも洋にも偏らない絵付けの器なら、お部屋のインテリアとしても取り入れやすく、飾って眺めるだけでも心が和みます。

古い器には独特の風合いや落ち着きがあり、同じものがふたつとないところにも魅力があります。そうした一点ものとの出会いを、日々の暮らしの中で楽しんでいただくのもよいかもしれません。

北岡技芳堂では盃洗や、蒔絵が施されている漆器、その他骨董品などの査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

骨董品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kotto/

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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。

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