買取実績

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黒田重太郎 静物画

絵画

黒田重太郎 静物画

買取地区:
名古屋市内
買取方法:
店頭買取

参考価格¥40,000

黒田重太郎の静物画を買取いたしました。黒田重太郎は、関西洋画壇の重鎮として活躍し、美術教育にも大きな功績を残した洋画家です。浅井忠の写実主義を受け継いだ最後の弟子とも称され、重厚な色彩と質感をもつ風景画や人物画で知られています。

黒田重太郎(くろだ じゅうたろう)は1887年9月20日、滋賀県大津市に生まれました。実家は大阪・船場の豪商「秩父屋」の分家で、幼少期を大阪で過ごします。

小学校卒業後、東京の慶應義塾普通部に進学しますが、画家を志したことにより帰阪、親交のあった河合新蔵の紹介で、1904年にヨーロッパから帰国したばかりの鹿子木孟郎の画塾に入門します。さらに浅井忠の聖護院洋画研究所(のち関西美術院)にも通い、画力を養いました。

1912年の第6回文展に「尾之道」で初入選を果たし、1918年に渡仏します。アカデミー・ジュリアンで学び、ピサロやセザンヌ、アンドレ・ロートらの影響を受けました。

帰国後の1919年、第6回二科展で「ケルグロエの夏」ほか14点を出品して二科賞を受賞します。1921年に再び渡仏し、帰国後の第10回二科展(1923年)でキュビズム的手法の「港の女」などを発表し、正式に二科会会員となりました。

画業と並行して理論研究にも意欲的に取り組み、著書『セザンヌ以後』(1919年)、『構図の研究』(1925年)などを発表し、評論家としても注目されました。

また1924年には小出楢重、鍋井克之らと大阪・信濃橋洋画研究所を設立し、後進の指導にあたります。1937年には全関西洋画研究所も設立し、関西の洋画発展に尽力しました。

前後は宮本三郎らとともに「二紀会」を創設し、以後は同会の中心的存在として活動を続けます。1950年には京都市立美術専門学校教授に就任、のちに京都市立美術大学洋画科主任教授を務め、1963年に退官、名誉教授となりました。

画壇の長老としても尊敬を集め、1969年には日本芸術院恩賜賞を受賞。多数の著書のほか、代表作として「三部作・閑庭惜春」「晩桜」「肇暑」「湖雨欲晴」などがあり、戦後は「枯山水石組」「風の湖」「冬澗」などを二紀会展に出品しています。

関西洋画界の精神的支柱として、多くの画家たちに大きな影響を与え続けた重太郎は、1970年に老衰のため82歳の生涯を閉じました。重太郎の描いた戦前・戦後の風景は、今では失われた風土や人々の営みを伝える貴重なものとも言えるでしょう。

北岡技芳堂では、黒田重太郎の油彩画、素描などの査定、買取を行っております。その他の画家の作品もお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

絵画の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。https://gihodo.jp/kaiga-top/

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掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。

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