買取実績

買取実績

骨董品
蒔絵松雲図 文庫
- 買取地区:
- 京都市
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥150,000
蒔絵の文庫を買取いたしました。松の木がたなびく雲の中にそびえる様子が蒔絵で表現されています。背景の黒漆と金のコントラストが美しですね。
「文庫」は、「文庫箱」とも呼ばれる日本の伝統的な収納具のひとつで、書籍や書状、手回りの貴重品などを保管するための手箱を指します。多くの方が思い浮かべるのは、昔話に登場する浦島太郎の玉手箱かもしれませんが、あれもまさに文庫の一種で、大切なものを収めるための箱なのです。
日本では古来より、大切な物は箱に入れて保管するという文化が根づいており、それにともなって箱そのものを美しく飾る装飾技法も多彩に発展してきました。
初期の文庫は、木や紙で作られた箱に漆を塗ったシンプルなものでしたが、室町時代に革の鞣し技術が発展すると、装飾性の高い革張りの文庫も作られるようになりました。
江戸時代以降、文庫箱は日常の書籍や書類の整理、保管を目的として広く用いられ、現在も工芸品としての価値を保ちながら多彩な用途で愛用されています。
文庫のサイズは、文庫本や手紙などの書類がすっきり収まる程度が一般的で、表面には蒔絵や漆塗りなど、日本の伝統工芸の粋を尽くした装飾が施されることが多く、特に上質なものは美術品としても高い評価を得ています。
文庫は伝統的なデザインと機能性から、現代でもさまざまな用途に活用できる便利なアイテムです。どのように使うかは個々のニーズやライフスタイルに合わせて自由にアレンジが可能です。
文庫の本来の用途は、文字どおり「文(ふみ)=書類や書籍」を収めることです。愛読書や日記、手紙などをまとめて収納するのに最適です。美しく収められた本や書類は、日常の空間にさりげない品格を添えてくれます。箱に入れておくことで日光や湿気などから書物を守り、長く保存することもできます。
またジュエリーや時計、印鑑など、日常の小物類も文庫箱で美しく整理できます。特に漆塗りの文庫は湿気を避けるのにも適しており、貴重なものを守るための実用品としても優れています。
書道具や筆、絵の具、編み物などの趣味の道具をまとめるのにもぴったりです。文庫は見た目の美しさだけでなく、使う人の気持ちを高め、作業の時間をより豊かなものにしてくれます。
スマートフォンや充電ケーブルといった、ガジェット類の収納に活用してみてもよいかもしれません。書斎では文房具、玄関では鍵や小物入れとして使えば、生活の中に自然と整った空気が生まれます。
文庫は、ただの収納具ではなく、空間に落ち着きと品格をもたらすインテリアとしても、気軽に日々の生活に取り入れていただくことができます。リビングや玄関、寝室などにさりげなく置くだけで、空間に和の趣が加わり、日々の暮らしに潤いを与えてくれるでしょう。
日本の美意識と職人の技術が詰まった文化の結晶ともいえる一箱を、ぜひ暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
北岡技芳堂では、蒔絵の文庫、文箱、硯箱などの査定、買取を行っております。その他の漆器につきましても、お気軽にお問い合わせください。
骨董品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kotto/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
北岡技芳堂では、絵画、掛け軸、骨董品、刀剣類などの美術品全般を幅広く取り扱っております。
売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を承ります。
遺産相続に伴う評価書作成も行っております。
何から始めたらよいのか分からない場合も多いことと存じますので、
ご不明なことなどございましたら、まずはお気軽にご連絡くださいませ。
愛知県、三重県、岐阜県、静岡県を中心に、全国への出張買取も行っております。
【北岡技芳堂 名古屋店】
460-0018
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話:0120-853-860
営業時間:10時〜18時
定休日:日曜(出張が多いため、ご来店の際はご予約をお願いいたします)
#骨董品買取#骨董品#古美術#絵画#版画#茶道具#陶芸品#日本刀#彫刻#金#掛軸#現代アート