買取実績

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骨董品
神物小判盆
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥30,000
漆塗りの小判盆の買取をいたしました。小判型と呼ばれる楕円形のお盆は古くから愛されている形で、軽く丈夫で、長く使用することができます。
箱には「神物小判盆」とありますので、神事用の供物盆だったのでしょうか。時代もあって風格も感じられますので、上に香炉や花瓶を置いてみてもよいかもしれません。
どのようなお部屋に、どのような香炉や花瓶を選ぶのかで、その方の感性や美意識が自然と表れますので、色々と想像しながら組み合わせてみるのも楽しいかもしれませんね。
現代では下記画像のように、もう少し薄いタイプの小判盆が一般的です。小ぶりで持ち運びしやすいため、お菓子盆にしたり豆皿や酒器を載せたり、直接お料理を盛り付けたりなど、様々な用途に使用することができます。
ちょうど一人前のお茶とお菓子が収まるくらいの大きさですので、おもてなしの場にもふさわしい上品さを備えています。
お盆の歴史はとても古く、起源は諸説ありますが、神に捧げる供物を運ぶための道具として誕生しました。
古代は、食物を置くために葉が使われていました。収穫を祝う新嘗祭の際、天皇が神に捧げ物をする場でも、葉を皿のように用いた「葉皿」や「葉盤」が使われたと考えられています。
やがて木を削ったり彫ったりする技術が発展し、木皿や木盤が登場しました。用途に応じてさらに道具が細かく分かれ、食物を載せて運ぶための「盆」という形が生まれました。
600年頃、聖徳太子の時代になると、神社では神饌(神に供える供物)を載せて運ぶために「三方」が作られました。それ以前は、やはり葉を重ねて供え物を運んでいたようです。
ちょうど同じ頃、遣隋使によって中国から箸をはじめとする多様な道具がもたらされ、日本独自の形に発展し、さまざまな作法や文化が築かれていきました。
皆様は、普段の生活の中でお盆はお使いになりますでしょうか。私は、台所から食事をするテーブルまでを、お盆に載せて運んでいます。
なんてことのない日常ですが、改めてその使い勝手を意識してみますと、重すぎず軽すぎず、一度に多くの物を運ぶことができて安定感のある形をしているお盆は、とても素晴らしい道具でした。
お盆には、昔から日本が神饌(しんせん)をのせていた折敷(おしき)としての意味合いも含んでいるためか、載せる物を丁寧に扱う心でしたり、美しく見せる効果もあるのかもしれません。
相手のもとへ運ぶ際、その方への敬意だけでなく、お盆に載せた物に対しても、自然と丁寧に接する気持ちが生まれます。お盆の上に様々な物が整えられている様子は、丁寧な心遣いが表れているようで特別な気分になります。自宅用にも小判盆が何枚かほしくなりました。
北岡技芳堂では、時代物の漆器、蒔絵や細工の細かな漆器など、様々な漆器の査定、買取を行っております。特に時代があり、蒔絵が細かな硯箱、文箱、小箱、棗などは高額査定に繋がる可能性がございますので、お気軽にお問い合わせください。
骨董品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kotto/
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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