買取実績

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刀装具
鍔
- 買取地区:
- 弥富市
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥200,000
鍔の買取をいたしました。鍔(つば)は刀装具の一つですが、独立した美術工芸品としての人気や価値も高く、多くの愛好家に注目されています。
出張のご依頼をいただき、鍔のコレクションを査定、買取させていただきました。この度は、誠にありがとうございました。
鍔は刀剣の刀身と柄(つか)の間に取り付けられ、斬りあいの際に自分の手を守り、刀の重心を安定させるためという実用的な理由で作られました。
鐔の歴史は古墳時代まで遡り、環頭太刀 (かんとうたち)や、頭椎太刀(かぶつちたち)に着けられていた倒卵形鍔が始まりとされています。
平安時代頃までは刀剣自体がそれほど発展していなかったため、鍔も部品としての扱いでしたが、平安後期になると刀剣は日本独自に発達し、鍔も重要な刀装具として発展を始めることとなります。
室町時代までの鍔は、刀匠や甲冑師などの職人が副業として制作していることが多く、刀や甲冑制作の際に余った鉄を鍔の素材に使用するのが一般的でした。そのため、打ち出された鍔は頑丈ですが武骨で、実用性を重視したシンプルな雰囲気です。
室町時代から安土桃山時代にかけては、赤銅(しゃくどう)や真鍮の加工技術が発達します。金工師鍔(きんこうしつば)と呼ばれる技巧を凝らした鍔が登場し、足利将軍家に仕えていた金工・正阿弥(しょうあみ)が独自の鍔を創始しました。
戦国時代・安土桃山時代に入ると、鍔に装飾性を持たせようとする流れが加速し、図柄や構図、地金や象嵌に用いる金属なども多様化していきます。
「桃山の三名人」と呼ばれた埋忠明寿・金家・信家などの鍔師が現れ、芸術性の高い鍔が制作されていきました。
江戸に幕府が開かれると、文化の中心も京・大阪から江戸へ移り、金工の世界では、幕府御用となった後藤家・吉岡因幡介家・平田家などが興隆します。
1615年に幕府は武家諸法度を発布、1645年には、大小刀の寸法および頭髪髴毛の制、大名・旗本が登城する際の大小拵の様式も定められました。このようにして刀装に制約が加えられたため、鍔などの刀装具の様式も画一化が進むこととなりました。
様々な経緯を経て、決められた様式内での技術的な工夫発達が見られるようになり、技巧を駆使する名工を輩出しました。このようにして、鐔は時代を追って変化を遂げ、発展し続けてきました。
素材は鉄、赤銅、素銅、真鍮、銀、合金などで作られており、透かし彫りや象嵌などの装飾が施されている鍔もあります。
鍔は鉄や銅でできておりますので、湿気や塩、酸化した油などによって簡単に錆てしまいます。査定の際には、時代、状態、銘や鑑定書の有無などを全体的に拝見して、査定額をお出ししております。
彫金細工が素晴らしい鍔や有名作家の作品、特別重要刀装具、重要刀装具、特別保存刀装具、保存刀装具の鑑定書付きの鍔を高価買取させていただいております。無銘でも、素晴らしい細工が施された鍔は高価買取の対象となります。
北岡技芳堂では、鍔をはじめとする日本刀の刀装具である縁、頭、目貫、笄、小柄などの査定、買取を行っております。薙刀、刀、脇差、短刀、槍、火縄銃、大筒なども幅広くお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
刀剣の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。https://gihodo.jp/touken/
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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北岡技芳堂では、絵画、掛け軸、骨董品、刀剣類などの美術品全般を幅広く取り扱っております。
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