買取実績

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骨董品
印籠
螺鈿蜻蛉図
- 買取地区:
- 犬山市
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥50,000
印籠の買取をいたしました。無銘ではありますが、光の当たり具合によって、貝の部分が赤や紫、緑や青などに美しく光輝く蜻蛉が美しいです。
蜻蛉は前に進んで引くことを知らないことから「勝ち虫」とも呼ばれ、縁起物として戦国武将や武家に好まれてきました。
時代劇でおなじみの印籠ですが、室町時代に印や印肉の器として中国から伝わり、印を入れたことから印籠と呼ばれました。
江戸時代に入ると薬籠と呼ばれ、薬等を腰から下げて携帯されるようになります。使用用途が変わったことにより、次第に小型化して携行しやすくなっていきました。
やがて武士階級の洒落た腰間装身品となり、螺鈿や蒔絵などの漆芸作品や金工作品の印籠も作られるようになり、庶民のあいだでも浸透してくるようになると、ファッションアイテムの一部として取り入れられるようになりました。
こうして印籠は、次第に装飾性を求められるようにり、江戸時代の蒔絵技法の向上もあって、美術品としての価値が高まりました。
蒔絵師が描いた銘入りの印籠なども、骨董品として現在も多く残っております。また、根付や刀の目貫などの装飾性も高い時期であり、それらの専門の職人もいたとされています。
様々な意匠を凝らして作られた印籠は「粋」を追求し、単なる道具としなかったところに江戸時代の人々の美学を感じますね。
漆絵や蒔絵、箔押し、堆朱、螺鈿など、日本のあらゆる工芸の技法が結集されている印籠は、手の平の上で鑑賞できる日本人の美意識が凝縮されたものです。素材も木製の他に陶磁器、象牙、金属、竹製など様々です。
査定の際には、印籠を制作した作家が著名であるかどうか、細工の出来、状態などを拝見させていただいております。
もう一方はアザミになっております。アザミは、キク科アザミ属及びそれに類する植物の総称で、全ての種に「○○アザミ」と名前が付いています。可愛らしい花姿とは裏腹に、葉縁や総苞に鋭いトゲを持っている個性的な植物ですね。
名前の由来は「アザム(傷つける、驚きあきれる意)」がもととなっており、花を折ろうとするとトゲに刺されて驚くからという説があります。
そのトゲにより外敵から国土を守ったとされ、アザミはスコットランドの国花となっています。
9世紀から13世紀にかけて、スコットランドはヴァイキングの脅威に曝されていました。侵入してきたヴァイキングの兵士がトゲのあるアザミを踏んで悲鳴をあげたため、スコットランド兵が侵入に気付き、結果的にスコットランド王アレクサンダー3世の大勝利となったといいます。
実際にアザミが国花に制定されたのは、15世紀、スコットランド王ジェームズ3世(在位:1452年 – 1488年)の時代になってからですが、スコットランドではアザミは国を救ってくれた花として大切にされ、現在に受け継がれています。
北岡技芳堂では、印籠、根付、刀の目貫などの査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
骨董品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kotto/
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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