買取実績

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掛軸
張月樵
「孔雀図」
- 買取地区:
- 三重県
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥50,000
江戸時代後期に名古屋で活躍した文人画家・張月樵「孔雀図」の掛軸を買取いたしました。松の太い枝に、二羽の孔雀が佇む姿を描いています。
月樵は、写実的な描写をいち早く名古屋に持ち込んだ絵師の一人とされていますが、名古屋を中心に活動していたためか、全国的な知名度は高いとはいえないかもしれません。
張月樵(ちょう げっしょう)は、1765年に彦根城下の表具師・総兵衛の子として生まれました。幼少の頃から絵が好きだった月樵は、同郷の市川君圭に学び、その後、京都に出て与謝蕪村門下の松村月渓に師事しました。
師の号から一字とり「月樵」と号します。その後、師の月渓は蕪村門から円山応挙門に移り「呉春」と改号して四条派の祖となりました。
月樵も応挙の影響を受けたといわれており、独自の画風を確立していきます。応挙門下では特に長沢蘆雪と親交があり、応挙が亡くなった後の1798年頃には連れ立って旅に出ました。
二人は京都から美濃まで旅を続けて名古屋に立ち寄ります。その後、月樵は芦雪と別れて尾張名古屋に留まり、定住することとなります。
当時の名古屋画壇は、後に京都で活躍する中林竹洞や山本梅逸らの南画系の絵師たちが台頭してきており、その中心にいたのは、尾張南画中興の祖とされる山田宮常(やまだ きゅうじょう)でした。
月樵は宮常に傾倒して名古屋に住み、尾張徳川家の御用もつとめて名古屋城内の杉戸や襖絵などを手掛けました。また、俳人や戯作者などの幅広い文化人と交流をしていました。
月樵は、1832年に63歳で亡くなります。多くの人々から愛され、引っ張りだこの人気絵師でした。
張月樵の他の作品「百鼠遊戯之図」の買取ブログも宜しければご覧ください。
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