買取実績

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秦蔵六「純錫菱花式茶壷」

煎茶道具

秦 蔵六
「純錫菱花式茶壷」

買取地区:
一宮市
買取方法:
店頭買取

参考価格¥50,000

二世・秦蔵六の純錫菱花式茶壷を買取いたしました。秦蔵六(はた ぞうろく)は、江戸時代から続く京都の金工家の名です。初代は幕末に生まれ、 22歳のとき京都に出て鉄瓶で有名な二代龍文堂の下で腕を磨きました。

23歳で師家を辞して独立、その後は中国周漢時代の銅器について研究しました。蝋型鋳造に優れた才能を持持ち、中国古銅器の模作でも知られています。

江戸期に徳川慶喜の征夷大将軍黄金印、孝明天皇の銅印を鋳造したことで名声をあげました。また大和地方を巡歴して、古代の金工作品を観賞、和漢の古作品を研究しました。 

「秦蔵六」の名は、江戸末期から伝統の鋳金技法と共に継承され、当代で六代目となります。特に、中国銅器の写しは他の追随を許さないほど素晴らしく、その技は代々受け継がれています。

純錫で作られた菱形をした茶壷です。茶壷は煎茶で使用する茶葉を保管するものですが、他素材の茶壺に比べて気密性が高く、茶葉を長持ちさせるのに適しています。また、錆びにくく変色しにくいという特徴があります。

錫器職人の世界では「茶壺をつくって一人前」という言葉があるそうです。それほどまでに茶筒の加工は難しく、錫器職人が目指す最終地点とも言われます。

確かに良い茶壷や茶筒は、口に蓋を軽くのせますと自重ですーーーっと降りていき、ピタリと収まりますよね。

中国の金属加工の歴史では、錫は非常に古くから活用されており、日本へは飛鳥・奈良時代に遣隋使によって錫製茶壺をはじめとする錫器の技術が伝来しました。

その後、日本の茶の湯文化とともに発展を遂げ、 江戸時代には「錫師」と呼ばれる多くの職人が活躍し、現在の錫器のルーツとなっているそうです。

北岡技芳堂では、茶壷や茶筒などをはじめとする茶道具、煎茶道具の査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

【初代 秦蔵六】

1823年 
山城国愛宕郡に生まれる
幼名は米蔵

1845年 
2代龍文堂の弟子となり鋳造技術を学ぶ

1873年 
明治天皇の御璽(ぎょじ)国璽を鋳造

1890年 
逝去 享年68歳

 

【二代 秦蔵六】

生没年不詳

 

【三代 秦蔵六】

1882年
二代蔵六の三男として京都に生まれる
二代蔵六に師事
京都金工名誉会長をつとめる

1932年
死去 享年77才

 

【四代 秦蔵六 】

1898年生まれ

二代秦蔵六に師事
幼少の頃から類い稀なるセンスで技術に研鑽を積み上げる
技術保存資格者 京都金属工芸協会長

1984年 
逝去

 

【五代 秦蔵六 】

生没年不詳

 

【六代 秦蔵六】

1952年
五代の息子として生まれる
本名恒造

同志社大学文学部を卒業後、五代秦蔵六に師事
古代中国器の意匠から美のエッセンスを抽出し、個性豊かな青銅器を創作
京都金属工芸協同組合理事長

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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。

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