2013年8月10日
久保舎己木版画展 塩をまかれる人
塩をまかれる人 1998年作
拒絶される弱者に対して共感し、自分に重ね合わせている。しかし、表裏一体でまく人になる可能性もある。
2 0 1 3 年 9 月 2 日 ( 月 )~ 9 月 8 日 ( 日 )
10:00~18:00 期間中無休
場所:ギャラリー北岡技芳堂
〒460-0011 名古屋市中区大須 3 丁目 1-76 大須本町ビル 1F
2013年8月10日
久保舎己木版画展 たっている4本の木
たっている4本の木 1995年作
電柱のように立っているのが細長い手の無い人物です。右の方角を遠く眺めております。
樹木は、悲惨な現象が目前に現れても感情を表さずただ立っている。人間も、無感情に行動を起こさず、傍観していたら樹木と同じではないか。
2 0 1 3 年 9 月 2 日 ( 月 )~ 9 月 8 日 ( 日 )
10:00~18:00 期間中無休
場所:ギャラリー北岡技芳堂
〒460-0011 名古屋市中区大須 3 丁目 1-76 大須本町ビル 1F
2013年8月9日
久保舎己先生の略歴を紹介致します。
久保舎己 略歴
1948年 三重県津市に生まれる
1966年 東京寛永寺美術研究所に学ぶ
1975年 木版画を独学ではじめる
1980年 三重県文化会館にて木版画による初個展 ’82。
1982年 名古屋市立博物館ギャラリーにて個展
1983年 津市大門アーケード街頭木版画展
1987年 ギャラリーおに工房 木版画展
1988年 山画廊にて個展 以降’89,’95,’99,’00,’01,’02,’04,’06,’13に開催
1989年 人展 似たりよったりの美術状況に風穴をあけるための表現者たち展 四日市市文化会館
1990年 人展2 美術状況を問う 表現者たちの個展形式による展覧会 四日市市文化会館
1991年 人展3 四日市文化会館展 NTTテレタウン四日市
1994年 津 松菱百貨店で個展 北岡技芳堂で個展 NHKギャラリー 津市
2002年 三重画廊(津市)個展 自選展 Garally有楽堂 三重郡菰野町
2005年 私の四日市公害展 Garally有楽堂 三重郡菰野町
2006年 樹樹画廊(名古屋市)で個展 表参道画廊(東京渋谷)で個展
2009年 あらかわ画廊(東京京橋)で三人展 ’11 二人展 「久保舎己木版画集 雨を喰う人」刊行
2010年 松明堂ギャラリー(東京国分寺)、アートサロン環(新潟市)で個展
2011年 久保舎己:野中光正 二人展 あらかわ画廊 中央区京橋
2012年 Gallery Sur la Montagne 私のブリュッケ展 久保舎己の版画(ドイツベルリン)で個展
2013年「久保舎己版画集 Sutemi Kubo woodcuts/Holzschnintte」、「久保舎己木版画集 ホシ ヒト」刊行画集出版記念展<新潟、名古屋、京橋、福岡、江別、ベルリン、四日市、津>で開催
ドイツ ケルンのアートフェアーに作品出品予定
※上記の画像は久保舎己 人生の測量 2001年作
2013年8月9日
久保舎己木版画展 自画像 はき出す
久保舎己木版画展
若い久保が正面を見据え、理不尽で不条理かつ不合理な状況をヘドとして吐き出している。
自画像 はき出す 1980年作
久保舎己。まるで世捨て人のようなこの名前は、この木版画家の祖父の戒名である。名は体を表すように、久保は団体などには属していない。
一見孤独であるようだが、三重のアトリエでは幸福に満ち溢れた表情がとても印象的であった。そんな久保は、人間が《個》としてどう歩んでいくかを悩み考えながら、役40年の間、黙々と作品を制作し続けている。
2 0 1 3 年 9 月 2 日 ( 月 )~ 9 月 8 日 ( 日 )
10:00~18:00 期間中無休
場所:ギャラリー北岡技芳堂
〒460-0011 名古屋市中区大須 3 丁目 1-76 大須本町ビル 1F
2013年8月7日
久保舎己先生と私
久保舎己先生とは、20年ぶりにお会い致しました。
久保舎己先生とお会いした時、照れ臭く恥ずかしい気持ちになりましたが勇気を出してお話しさせて頂きました。
北岡技芳堂の展覧会の中日新聞の記事を大切にお持ちして頂いており非常に嬉しかったです。
20年前の中日新聞の記事です。
私も記事を20年ぶりに見たので感動致しました。私の人生の大切な思い出になりました。
久保舎己先生もお元気に生活をされていてとても嬉しく思いました。
近年の作品を拝見した感想ですが、益々余分なものがはぶかれ、人間とは何か、生きるとは何かを木版画で問い続ける求道者だと感じました。
木版画の求道者、久保舎己先生これからも益々のご活躍を期待しております。
2013年8月7日
久保舎己先生への想い
久保舎己先生の個展によせて
久保舎己先生との出会いは、1993年秋頃でした。
当事20歳そこそこの駆け出しの画商であった私が思い悩んでいた時、先生の作品と出会い、こんなにも純粋 で正直に人々に訴えかける表現をする人がいるのかと衝撃を受けたのを今でも覚えております。
雨の降る日に自転車で 1998年作
すぐさま久保舎己先生にお会いして必死の思いを伝え個展をお願いしたところ、快く引受けて頂きました。
個展は、けして成功したとはいえないものでしたが、20代での大変貴重な経験だったと今でも感謝の気持ち でいっぱいです。
何処からきて何処へ行くのか 1987年作
その後、個展などのご活躍は存じておりましたが、私個人の状況において、自分に自信が持てず、久保舎己先生とは20 年来、お会いすることが出来ませんでした。
生きる 1980年作
この度、名古屋の大須に店を構え7年目を迎えました。 店舗改装を機に、久保舎己先生の人柄に今一度触れ、初心に返りたいと、個展の企画をお願いいたしました。
20年ぶりの久保舎己先生との再会に、当時の思いや、懐かしさで感動の涙を抑えるのに必死でしたが、現在の作品を拝 見し、より研ぎ澄まされた表現に触れる事が出来、深く喜びを感じております。
木版画に人生を賭け、愛のある、如何に生きるかを人々に問い続ける久保舎己先生の作品をご高覧頂けたら幸 いです。
ギャラリー北岡技芳堂 代表 北岡 淳
2 0 1 3 年 9 月 2 日 ( 月 )~ 9 月 8 日 ( 日 )
10:00~18:00 期間中無休
場所:ギャラリー北岡技芳堂
〒460-0011 名古屋市中区大須 3 丁目 1-76 大須本町ビル 1F
2013年8月7日
久保舎己 木版画の求道者
雨を喰う人 1991年作
雨が食料であったなら人々が奪取しあうこともなく平和に暮らせるいう想いを描いたもの。
食料争奪が戦争の原因であるという単純な図式で戦争を説明できるものではありません。
そういうことは、彼は十分にわかっている。わかったうえで、それでも彼はたった一人の自室で深夜、雨が食料であったならどれほどの人たちが餓えから解放されるだろう、そういう想いでこの作品を彫ったはずです。
この地球上では、いまも多くの人々が飢餓の淵にいる現実があります。
そういう現実を想うとき、彼は彫らずにはいられなかった。
それは、僕にはほとんど《祈る》という行為と酷似しているような気がします。
雨を喰う人 久保舎己木版画集 金子遊編より抜粋
2 0 1 3 年 9 月 2 日 ( 月 )~ 9 月 8 日 ( 日 )
10:00~18:00 期間中無休
場所:ギャラリー北岡技芳堂
〒460-0011 名古屋市中区大須 3 丁目 1-76 大須本町ビル 1F
2013年8月6日
久保舎己の木版画展
暑中お見舞い申し上げます。 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。 酷暑の折、皆々様のご健勝を心よりお祈りいたしております。
9月の展示会のお知らせを致します。
作品名 5本の木と人
※木も人も生命であり結局は同じようなものである。
2 0 1 3 年 9 月 2 日 ( 月 )~ 9 月 8 日 ( 日 )
10:00~18:00 期間中無休
場所:ギャラリー北岡技芳堂
〒460-0011 名古屋市中区大須 3 丁目 1-76 大須本町ビル 1F