買取実績

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絵画
岡本太郎 シルクスクリーン
「アドレッサン」
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥160,000
1970年の大阪万博といいますと、岡本太郎の「太陽の塔」が強く印象に残っている方も多いと思います。現在開催中の大阪・関西万博により、再び岡本太郎の作品に注目が集まっており、絵画や版画の市場でも人気が高まっています。
先日買取をさせていただきましたのは、岡本太郎「アドレッサン」のシルクスクリーンでございます。こちらは1974年に制作さた、ed.100の版画作品です。
鮮烈な色彩と力強い構図は、版画であっても岡本太郎らしいエネルギーに満ちていますね。
1974年、岡本太郎は63歳を迎え、多方面で精力的な活動を展開していました。
3月には、パリで刊行された版画集『アプストラクシオン・クレアシオン・アール・ノンフィギュラティーフ1931-36』において、アルプやカンディンスキー、モンドリアンといった20世紀を代表する作家たちと並んで作品が収められました。
同じ年、NHK放送センターのロビーにはレリーフ壁画《天に舞う》を制作します。公共の場に強烈なエネルギーを放つ作品を残したことも、この年を象徴する出来事の一つでした。
8月には、きもの柄のデザインにも挑戦し、《TAROきもの》として発売されます。美術館やギャラリーだけでなく、日常の暮らしの中に芸術を取り入れたいという岡本太郎らしい発想が反映されています。
さらに11月、パリのエディシオン・ポール・ネムーから初めての版画集『絶対的、そして無目的に』を刊行しました。セリグラフィーによるこの作品集は、岡本太郎の芸術思想を版画という形で広く届けるもので、彼の表現活動の新たな一歩ともいえます。
12月には、信州・野沢温泉にシュナイダー記念碑を制作。加えて、諏訪大社の近くで「万治の石仏」と出会い、その独特の造形を絶賛しました。既存の価値観にとらわれない太郎が、民間に伝わる石仏に芸術の根源を見いだしたことは、後の思想にも影響を与えたと考えられます。
翌年の1975年、岡本太郎は64歳を迎えました。前年に続き、この年も多彩な活動を見せています。
1月には、1970年大阪万博の象徴でもある《太陽の塔》の永久保存が決定します。万博終了後は取り壊しの可能性もあった中で、永久保存が実現したことは岡本太郎の芸術が国民的に認められた証といえるかもしれません。
このように1974年から1975年にかけての岡本太郎は、国内外で版画や壁画を制作しつつ、生活や社会に芸術を根付かせる試みを続けていました。大阪万博での強烈な印象から数年後、芸術家として新たなステージに踏み出した姿が見えてきます。
北岡技芳堂では、岡本太郎のシルクスクリーンやリトグラフ、油彩、水彩、ブロンズ、セラミックといった幅広い作品の査定・買取を承っております。
岡本太郎の作品は大阪万博の「太陽の塔」をはじめ、時代を越えて評価され続けており、特に1970年代のシルクスクリーン作品は市場でも人気が高まっています。
査定は無料で、店頭持ち込み・出張買取・画像による査定のいずれにも対応しておりますので、岡本太郎の作品をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。
絵画の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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