買取実績

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刀剣
鍔16点
- 買取地区:
- 犬山市
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥200,000
鍔を16点、買い取りいたしました。コレクションの入れ替えに伴い、一部をお譲りいただきました。誠にありがとうございました。
鍔の場合は、作者の銘の有無や真贋、精密な透かし彫り、象嵌などの技法の高度さ、 鑑定書などの付属品の有無、保存状態などを拝見して査定額をお出ししております。
有名な刀装具師の銘がある鍔は非常に高く評価されます。無銘の鍔でも、意匠の美しさや希少性などがあったり、珍しいテーマや構図のものは評価が高くなります。
時代では、室町末期~江戸初期の古作や、江戸中期の金工全盛期の作品は市場価値が高い傾向にあります。
鍔は、日本刀に取り付けられる刀装具の一部でありながら、独立した美術工芸品としても高く評価される重要なパーツです。
拵(こしらえ)のなかでも特に装飾性が際立ち、制作された時代や地域、制作者の技量によって意匠や材質も多種多様です。
刀を守る実用性を持つ一方で、細部に施された文様や技法は芸術的価値にあふれ、日本刀愛好家の間では、刀本体とは別にコレクションされることもあります。
鍔はその制作された年代や地域、制作者によって様々な種類が存在しますが、中でも代表的なのが以下の4種類です。
刀匠鍔(とうしょうつば)
刀鍛冶(刀匠)が刀剣を鍛える際に、余った鉄を使って制作した鍔のことです。室町時代に多く制作されたとされ、櫃孔(ひつあな)がないのが特徴です。櫃孔とは、刀の鞘に付属する道具である笄(こうがいや小柄(こづか)を差し込むための穴のことです。実戦での使用を目的としていたため、飾り気がなく質実剛健な印象を与えます。
甲冑師鍔(かっちゅうしつば)
鎧や兜を制作していた職人(甲冑師)が手がけた鍔です。鎌倉時代から江戸時代にかけて制作され、特に戦国時代が最盛期でした。刀匠鍔と比べると、装飾性が高く、動植物や仏教的モチーフなどが彫刻されているのが特徴です。上級武士の注文に応じて制作されたものも多く、格式の高さが感じられます。
応仁鍔(おうにんつば)
1467年(応仁元年)に起きた「応仁の乱」前後の時期に京都を中心に作られた鍔です。「応仁鍔」という呼称は明治時代以降に付けられたもので、小ぶりなサイズが特徴で、実用性よりも意匠の美しさが重視されました。当時、希少な輸入素材である真鍮が使われたことから、権力者や上級武士に珍重されたといわれています。
尾張鍔(おわりつば)
戦国時代に尾張国清州(現・名古屋市)を中心に制作された鍔です。尾張は美濃(岐阜)と並ぶ軍需産業の一大拠点であり、多くの鍔が生まれました。透鍔(すかしつば)や、時計鍔といった個性的な鍔が特徴です。
鍔の世界は非常に奥深く、ひと目見ただけではわからない魅力が詰まっています。丁寧に鑑賞することで、作者の意図や歴史的背景まで感じ取ることができます。
北岡技芳堂では、日本刀、鍔・目貫・笄・小柄・鎺・柄・鞘などの刀装具の査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
刀剣の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/touken/
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掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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