先月は、数年ぶりにご連絡をいただいたお客様からの査定のご依頼で、豊橋市のご自宅へお伺いいたしました。

コレクションの刀剣6振を査定、買取させていただきました。ご家族の皆様もお変わりなく、久しぶりにお目にかかれましてとても嬉しかったです。この度も、誠にありがとうございました。

日本刀は高い精神性を持って製作され、古来より武器としての役割とともに信仰の対象、権威の象徴ともなってきた、機能美と美術的価値を併せ持つ美術工芸品です。

歴史に翻弄されながら時を超え、様々な人の手を経て現代に伝えられてきた日本刀に、悠久の歴史を感じる方もいらっしゃるのかもしれません。

日本刀をお売りになる時は、先代様が収集なさったものをご家族の方がご整理される場合や、ご本人様がコレクションの入れ替えのために手放される場合など、様々なケースがございます。

お客様によっては、お祖父様やお父様が縁側でいつも手入れしていたのを見ていた幼少の記憶をお持ちでしたり、家宝だと教えられてきたと仰る方もいらっしゃいます。

日本刀がご自宅にあるということをご存知でない方も多くいらっしゃり、ある日ご自宅やご実家の片付けをしていたら、いつ誰が入手したのかわからない日本刀が出てきて、とても驚かれる場合もございます。

日本刀の扱い方について調べてもよくわからない、何だか呪われそうで怖い、家に置いておくのは物騒などと、よく弊社にお電話をいただきます。

日本刀の査定の際は、作者、年代、種別、状態、付属品、鑑定書の有無などを拝見して、査定額をお出ししております。刀装具や拵がある場合は、美しさも重要になってまいります。

拵（こしらえ）は装具の一つで、日本刀の外装のことで「つくり」などとも言います。鞘（さや）や茎（なかご）を入れる柄の部分や、鍔（つば）などを総称した言葉です。

多くの拵には美しい細工が施されており、その美しさは美術品として刀の価値を高め、査定でも高評価につながりやすくなります。

日本刀は、銃砲刀剣登録がされているもののみをお取り扱いしておりますので、売却をご希望の場合は、銃砲刀剣類登録証があるかどうかをご確認ください。

紛失、もしくは付いていない場合は、所有者の地域の警察署の生活安全課まで、まずはお電話ください。

登録証のない刀剣は、管轄の警察署で発見届を提出のうえ、都道府県教育委員会にて登録証の交付をお受け下さい。

「登録証」と「鑑定書」を混同してしまうことも多いのですが、登録証は各都道府県の教育委員会が、刀剣所持可能であるとして発行しているものとなり、 日本刀の所持には登録証の取得が必須となります。

対して鑑定書は、鑑定機関が刀剣を鑑定して発行する証明書です。鑑定書はあるに越したことはないですが、なくても問題のないものとなります。

北岡技芳堂では、太刀、薙刀、刀、脇差、短刀、槍、火縄銃、大筒、刀装具、甲冑などの査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

刀剣の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/touken/

弊社は創業昭和25年、3代目として名古屋に独立して19年が経ちました。近頃では、初代、2代目の時にお世話になっていたお客様や、そのご家族の方から再びご連絡いただくことも増えました。

お客様からご友人をご紹介していただいたり、今回のお客様のように再びご連絡をいただけたり、多くのご縁をいただきまして、誠にありがとうございます。

北岡技芳堂でよかったよと仰っていただけるよう、日々黙々と励んでまいりますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。

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北岡技芳堂では、絵画、掛け軸、骨董品、刀剣類などの美術品全般を幅広く取り扱っております。
売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を承ります。
遺産相続に伴う評価書作成も行っております。

何から始めたらよいのか分からない場合も多いことと存じますので、
ご不明なことなどございましたら、まずはお気軽にご連絡くださいませ。
愛知県、三重県、岐阜県、静岡県を中心に、全国への出張買取も行っております。

【北岡技芳堂 名古屋店】
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営業時間：10時〜18時
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