買取実績

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骨董品
七宝鴨香炉
- 買取地区:
- 弥富市
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥70,000
鴨の形をした香炉を買取いたしました。台座付きのため飾りやすく、所々に七宝の細工が施してあり、実用性と芸術性を兼ね備えています。
胴体部分に香を入れて使用しますが、胸の前あたりに煙の出る小孔が開いているのがわかります。
煙の出る小孔がこんなところにもありました。
「鴨が葱を背負って来る」ということわざがありますが、鴨の肉に葱まで添えてあってすぐ鴨鍋ができる意から、うまいことが重なり、ますます好都合であることの例えになります。
他にも「あの人はいいカモだ」など、ことわざや慣用句に使われるほど、鴨は日本人にとって馴染みの深い鳥ではないでしょうか。
食用としても重宝されてきたので、鴨南蛮や鴨汁などの料理がお好きな方もいらっしゃるかと思います。
鴨は、カモ目カモ科の鳥類のうち体が小さいものの総称で、雁(ガン)に比べて小さく首が短いです。冬羽は雄と雌で色彩が異なりますが、カルガモのようにほとんど差がない種もあります。
冬場に水辺に出かけると、鴨がたくさんいるところを見かけたりします。日本で見られるカモ類の多くは、夏場に極東ロシアで繁殖して、秋になると越冬のために日本に飛んで来る渡り鳥です。
冬になると、採食場所やねぐらとして使用している水場が凍結してしまうため、カモ類は食べ物が豊富で安全な水場を求めて南へ渡ります。
マガモ、コガモ、クロガモ、オナガガモなど、日本に渡ってくるものだけでも30種類おり、そのうち14種は狩猟鳥となっています。日本に生息しているカルガモはが渡りを行わないものが多いです。
水面にプカプカ浮いていて、あまり動いているところを見たことはありませんが、雄の頭部が光沢のある緑色のマガモの飛行速度は時速70kmに達するほど、優れた運動能力を持っているそうです。
白鳥の飛行速度が50~60kmと言われておりますので、白鳥より速く飛べるとのことで驚きですが、渡り鳥のマガモの多くはロシアから、遠くは北極圏から、越冬のために約4000キロの距離を飛んで日本へやって来ますので、そう考えますと納得です。
七宝の起源は古く、紀元前十数世紀までさかのぼり、ツタンカーメン王の黄金のマスクに代表されるような時代のものが世界最古の七宝焼といわれています。
その後、ヨーロッパ各地に分散し、日本へは6・7世紀頃に中国・朝鮮を経て伝わりました。
七宝焼は、一般的に金属の表面にガラス質の釉薬をのせ、焼きつけたものの事をさします。また「七宝」という語は、仏教(法華経)の経典にある七つの宝物 「金・銀・瑠璃・蝦蛄(しゃこ)・瑪瑙(めのう)・真珠・玖瑰(まいえ・まいかい)」を表し、その『七宝』に匹敵するほど美しいことから、この名称がつけら れたと伝えられています。
日本で七宝焼が盛んに作られるようになったのは、17世紀になってからのことでした。江戸時代末期になり、尾張の地で梶常吉が独学で七宝焼の技法を解明し「近代七宝」が始まったとされています。
明治時代に入ると、透明度の高い釉薬が日本で開発されました。また、帝室技芸員になった並河靖之(1845-1927)、濤川惣助(184-1910)らの登場により、日本の七宝焼は花開き、他に類をみない独自の美術工芸品にまで高められました。これらの作品は、市場でも高額で取引されております。
北岡技芳堂では、並河靖之、濤川惣助などの明治時代の七宝、中国七宝、その他の七宝焼の作品の査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
骨董品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。https://gihodo.jp/kotto/
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掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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