買取実績

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Charles Edmond Renault 油彩画

絵画

Charles Edmond Renault
6号 キャンバスに油彩

買取地区:
一宮市
買取方法:
店頭買取

参考価格¥100,000

エドモン・ルノーの8号の油彩画を買取いたしました。約150年ほどの前の作品ですが、絵具の剥落などもなく、状態も良好です。

Charles Edmond Renault(1829-1905)は、フランス生まれのバルビゾン派の画家です。フランスの自然風景は、バルビゾン派の主要な主題でした。当時にしか出せない雰囲気が漂っていますね。

雰囲気がコローに似ていますが、彼はバルビゾン派の巨匠であるカミーユ・フレール、カミーユ・コロー、テオドール・ルソーに師事しています。

1859年に初めてパリのサロンに出品し、40年間にわたり出品を続けました。また、フランス芸術家協会の会員でした。

どこかで見たことのあるような風景です。1888年にゴッホが描いた『アルルの跳ね橋』と同じ場所でしょうか。

ラングロワ橋(アルルの跳ね橋)は、19世紀前半に地中海への運河網を拡大するために建設された、アルルからブークへの運河にかかる橋です。水上交通や道路交通を管理するために、閘門(こうもん)や橋も建設されました。

1930年に当初の跳ね橋は鉄筋コンクリート製に建て替えられましたが、1944年に退却するドイツ軍によって、地中海の港・フォス・シュル・メールにある橋を除く運河沿いの橋はすべて爆破されてしまいます。

跳ね橋は1960年に別の場所に復元され「ポン・ヴァン・ゴッホ」と名付けられ、現在は観光客が訪れるスポットとなっています。

ゴッホはラングロワ橋をモチーフに、油彩画4点、水彩画1点、ドローイング4点を描いています。ゴッホは弟のテオに頼み、この絵の1枚を額装してオランダの画商に送っています。

運河にかかる跳ね橋は、ゴッホの故郷であるオランダを思い起こさせる懐かしい存在でした。

エドモン・ルノーが属していたバルビゾン派は、19世紀フランスの写実主義運動の一部で、当時主流だったロマン主義運動の文脈から発生しました。

パリから約60キロメートル南東に、フォンテーヌブローの森があります。ここに多くの画家が集まりましたが、彼らの目的はフォンテーヌブローの森の自然を直接観察して風景画として描くことでした。

隣接するバルビゾン村に滞在したり、定住してアトリエを構えて風景画を制作したことから、この村の名にちなみ 「バルビゾン派」と呼ばれるようになりました。活動時期は、おおよそ1830年から1870年までとされています。

聖書や神話主題が重視された時代、バルビゾン派の画家たちは「自然をあるがままに描く」という考えを持ち、自然の中にカンヴァスを立て、田園での労働や動物との共生、何気ない日々の光景を描きました。

 

【略年表】

1804年
ナポレオンが皇帝に即位

1817年
美術アカデミーのローマ留学賞に歴史風景画部門が新設
エトナ・ミシャロン(1796-1822)が受賞する

1821年 
フォンテーヌブローの森に画家たちが集まり始める

1829年
カミーユ・コロー(1796-1875)がバルビゾンにやってきて、フォンテーヌブローの森で絵を描く

1840年代のはじめ
フォンテーヌブローの森で制作していたコンスタン・トロワイヨン(1810-1865)は、バルビゾンでルソーやユエらと交友を結ぶようになる

1934年頃
ジュール・デュプレ(1811-1889)は、フォンテーヌブローの森周辺に集まったミレーやルソーらと親交を深め、より自然主義的な作風へと変化していく

1837年
ヴィルジール・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ(1808-1876)は、フォンテーヌブローの森の風景画をサロンに出品し、バルビゾンに住むようになる

1841年
チューブ入り絵具の発明
チューブ入り絵具が発明される以前、戸外制作をしていたバルビゾン派の画家たちにとって、絵具の乾燥は一つの課題でした。当時は、乾燥した顔料の粉をアマニ油とともに擦ったり混ぜたりして、乾燥しないように動物の膀胱に入れて持ち歩いていたそうです。

1847年
テオドール・ルソー(1812-1867)がバルビゾンに移住する

1848年
二月革命、ルイ㽍ナポレオンが大統領に就任

1849年
フランソワ・ミレー(1814-1875)がバルビゾンに移住する

1852年
ルイ=ナポレオン、皇帝に即位

1857年
フランソワ・ドービニー(1817-1878)がアトリエ船ボタン号で、セーヌ川、オワーズ川沿いの風景を描く

1860年代になると、バルビゾンの画家たちは、パリに滞在しているフランスの若手画家たちに注目されるようになり、モネやルノワール、シスレーなどがイーゼルと絵の具を担いでバルビゾンへやってきて、屋外で風景画を描くようになりました。

ゴッホもバルビゾンの画家たちを研究して作品を模写しており、その中にはミレーの模写が21点含まれています。

1870年代になると、100人以上がバルビゾン村近くにあるフォンテーヌブローの森で風景を描くようになり、多くの芸術家が集まりました。こうして、バルビゾンの精神は印象派に引き継がれていきます。

北岡技芳堂では、バルビゾン派や印象派の作品の査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。

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