買取実績

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鉄瓶・銀瓶
二世 秦蔵六
「白銀湯瓶」
- 買取地区:
- 犬山市
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥1,500,000
秦蔵六の白銀湯瓶を買取いたしました。秦蔵六は、江戸時代末期から代々「蔵六」の名と伝統の鋳金技法を継承している鋳金家です。京都の名工として知られ、現在六代目が当代です。
今回、買取をさせていただいたのは二世秦蔵六の作品となります。こちらは純銀製で、獣口、翡翠連環摘となっております。とても豪華ですね。
秦蔵六は、代々蝋型鋳造を得意としており、中国古銅器の写しは他の追随を許さないほど素晴らしく人気がございます。蝋型鋳物は蝋で作った型を使用するため、緻密で美しい文様を表現することが可能となります。
金属工芸の数ある技法の一つである蝋型は、蝋で原型を作り、原型ができたら土で覆って加熱をして溶かし出します。その中に溶かした金属を流し入れ、冷やして固まったところで土を割ります。
そうすると中から、蝋で作った原型と同じ形の金属が出来上がります。蝋で作った原型をその都度流し出します。そのため、1つの型で制作できるのは1点のみとなりますので、大変希少な作品となります。
その他にも、銀や錫製の煎茶道具や茶道具、古美術工芸品から骨董品まで、様々な名品が残されています。
中でも煎茶道具が多く、銀や錫の作品が人気がございます。銀瓶や、今回買取をさせていただきました湯瓶は銀でできており、お湯の味を変えないことから、茶道や煎茶道具として使用されてきました。
銀瓶の場合は、蓋の摘みが翡翠や珊瑚、玉、金の環で出来ているものや、注ぎ口が龍口、獣口のもの、取手に金、銀の象嵌が施されていたり、周りに絵が彫刻されているものが特に人気があり、高価買取対象となります。
銀瓶などの入っている共箱も大切な箱となります。共箱には秦蔵六の自筆サインと落款が押されています。共箱の有無によりましても、買取価格は大きく変動します。
昨今、銀瓶はアジアの方々の需要が高く、高価で買取をさせていただいております。彫金細工や象嵌細工が施された銀瓶も人気があり、貴重な日本の美術工芸品です。
北岡技芳堂では、秦蔵六の銀瓶、鉄瓶、湯瓶、茶壺、棗、茶托、菓子器、その他の作品の査定、買取を行っております。使用感や傷みがある場合でも大丈夫でございますので、現状のままお持ちください。
作者のない鉄瓶などの買取も行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
【初代 秦蔵六】
1823年
山城国愛宕郡に生まれる
幼名は米蔵
1845年
2代龍文堂の弟子となり鋳造技術を学ぶ
1873年
明治天皇の御璽(ぎょじ)国璽を鋳造
1890年
逝去 享年68歳
【二代 秦蔵六】
生没年不詳
【三代 秦蔵六】
1882年
二代蔵六の三男として京都に生まれる
二代蔵六に師事
京都金工名誉会長をつとめる
1932年
死去 享年77才
【四代 秦蔵六 】
1898年生まれ
二代秦蔵六に師事
幼少の頃から類い稀なるセンスで技術に研鑽を積み上げる
技術保存資格者 京都金属工芸協会長
1984年
逝去
【五代 秦蔵六 】
生没年不詳
【六代 秦蔵六】
1952年
五代の息子として生まれる
本名恒造
同志社大学文学部を卒業後、五代秦蔵六に師事
古代中国器の意匠から美のエッセンスを抽出し、個性豊かな青銅器を創作
京都金属工芸協同組合理事長
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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