買取実績

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煎茶道具
秦蔵六
「白銀水注」
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥80,000
二世・秦蔵六の白銀水注を買取いたしました。こちらは純銀製となっており、シンプルな作風ではありますが、銀独特の味わいを感じます。
箱はとてもきれいな状態で、水注には銀特有の変色は多少ございますが、凹みなどはなく、製品としては問題がない状態でございましたので、共箱と共に買取をさせていただきました。この度は、誠にありがとうございました。
水注は、茶道や煎茶道などで使用される、水をつぎ足すためのお道具です。茶道と煎茶道では使い方に多少の違いがあります。素材は陶磁器や金属などで作られており、形状や絵柄なども様々です。
水注の歴史は古く、日本では奈良時代に中国・遣唐使から茶の文化が伝わったことにはじまります。
平安時代に貴族や僧侶がお茶を飲む習慣が定着すると、日本でも茶道具が作られはじめます。その後、鎌倉時代から室町時代にかけて、僧侶や武家の間で茶道が発展していきました。
千利休によって、戦国時代から安土桃山時代にかけて茶道が大成されると、水注は茶道具の一つとして欠かせない存在となりました。
江戸時代になり、お茶を飲む習慣が庶民にも普及し、日常生活でも水注が使われるようになりました。
『秦蔵六』の名前は代々受け継がれ、当代の六代まで続く名工です。本作は二代秦蔵六でございますが、市場では特に三代の作品が高く評価されており、鉄瓶や銀瓶の細工などが良い物の場合は高額で取引されております。
北岡技芳堂では、秦蔵六の鉄瓶、銀瓶、湯沸、水注、茶入などの査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
【初代 秦蔵六】
1823年
山城国愛宕郡に生まれる
幼名は米蔵
1845年
2代龍文堂の弟子となり鋳造技術を学ぶ
1873年
明治天皇の御璽(ぎょじ)国璽を鋳造
1890年
逝去 享年68歳
【二代 秦蔵六】
生没年不詳
【三代 秦蔵六】
1882年
二代蔵六の三男として京都に生まれる
二代蔵六に師事
京都金工名誉会長をつとめる
1932年
死去 享年77才
【四代 秦蔵六 】
1898年生まれ
二代秦蔵六に師事
幼少の頃から類い稀なるセンスで技術に研鑽を積み上げる
技術保存資格者 京都金属工芸協会長
1984年
逝去
【五代 秦蔵六 】
生没年不詳
【六代 秦蔵六】
1952年
五代の息子として生まれる
本名恒造
同志社大学文学部を卒業後、五代秦蔵六に師事
古代中国器の意匠から美のエッセンスを抽出し、個性豊かな青銅器を創作
京都金属工芸協同組合理事長
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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北岡技芳堂では、絵画、掛軸、骨董品、刀剣類などの美術品全般を幅広く取り扱っております。
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