買取実績

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掛軸
森村宜稲
「猿舞」
- 買取地区:
- 一宮市
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥35,000
森村宜稲「猿舞」の掛軸を買取いたしました。ささっと描かれており、猿の軽やかな動きがよく捉えられています。
古来より、猿は神様の遣いとされ、馬の病を治したりする馬の守り神とされておりました。
災いがサル(去る)、病気がサル(去る)など、厄除けの力があると信じられていたり、正月に舞う猿回しのように、縁起の良いものの象徴でもあります。
猿まわしは、猿使いの口上や太鼓の音に合わせて、猿が踊りや寸劇などを見せる日本の伝統芸能の一つです。
猿まわしの芸は、約一千年前に仏教の伝来と共に日本に渡ってきたとのことで、とても歴史があることに驚きました。テレビでは見たことがあるのですが、皆様は実際にご覧になったことはありますでしょうか。
明治以降は全国に散在していた芸でしたが、江戸幕府の解体に伴い大きな後ろだてを無くして衰退し、追い打ちをかけるように第二次世界大戦となり、昭和30年代に消滅してしまいます。
その後、猿まわしの復活を懇願した村崎義正氏を中心に見事復活しました。現在の猿まわしは、伝統を絶やさぬようにと願い、戦後の復活まであきらめずにいた人々により継承されてきた芸なのですね。
森村冝稲(もりむら よしね)は、明治〜昭和時代に名古屋で活躍した日本画家です。
1872年、尾張藩の儒者・森村宜民の子として名古屋梅園町に生まれました。幼名は悌二、雲峰と号し、別に稲香村舎と号します。
幼くして木村雲渓の門に入り四条派を学んだ後、日比野白圭、木村金秋に師事して大和絵を修めました。
雪舟、探幽、田中納言、浮田一蕙などの古典絵画研究に取り組み、訥言にはじまる復古大和絵派を世に紹介しました。
歴史画、花鳥風景に独自の画境を拓き、特に人物・山水画を得意としました。
文展、帝展を中心に活躍するとともに、稲香画塾を主宰して多くの門人を育て、地元の文化振興に尽力しました。1938年、急性肺炎のため68歳で亡くなりました。
門人には子の森村冝永、小寺稲泉、森村紫峰、喜多村麦子、堀尾実らがいます。
北岡技芳堂では、森村冝稲の掛軸の査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。
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https://gihodo.jp/kakejiku/
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