名坂有子　高価買取いたします

名坂有子の作品は高価買取査定を実施中

北岡技芳堂では名坂有子の作品を買取強化中です。

名坂有子の作品をお持ちで、お譲りいただける作品がございましたら、買取依頼申込みフォームまたはフリーダイヤル0120-516-145までご連絡下さい。現金にて即金高価買取させていただきます。出張鑑定・査定買取もさせていただきます。

絵画・美術品は、なかなか店頭へ持ち運んだり、宅配でお送りすることが難しいと思います。出張買取であれば、ご自宅まで無料でお伺いいたしますので、スムーズに査定に出すことが可能です。

年々評価の高まる名坂有子の作品

「具体美術協会」に参加し、戦後の前衛美術運動を引っ張った女性芸術家の一人として知られている名坂有子。ベルギーのギャラリーAxel Vervoordtが、アート・ブリュッセルの「再発見」セクションで名坂の作品を紹介するなど、世界的に再評価の気運が高まっています。

名坂有子作品 買取Q&A

名坂有子　（なさか　ゆうこ）

1938年、大阪府生まれ。3歳で絵画を始め、10代前半で油絵を始める。1956年、樟蔭女子大学に入学し、1959年に卒業。同年、名坂千吉郎と結婚。1962年には、第５回芦屋市展で、巨大なダンボールにドリルで無数の穴を開けた作品を出品し、市長賞と15回年記念賞を受賞。同年、第47回二科展に入選。この頃より吉原治良に師事し、1963年に具体美術協会の会員となる。

1964年、大阪のグタイピナコテカ（具体美術館）で行われた自身初の個展「名坂有子展」では、回転板を用いて描画した同心円のモチーフで、壁面全体を覆い尽くす大規模な作品を発表。その作品が海外の批評家の目に留まり、美術雑誌『Art International』に取り上げられた。その後も、同一モチーフの反復／集積により、宇宙的な無限の空間を連想させる作品制作に取り組んでいく。

1965年、第9回シェル美術賞の佳作賞を受賞し、同年には、パリのスタドラー画廊で行われた「パリ具体美術展」に参加。同展は、ドイツとオランダを巡回している。1970年には、日本万国博覧会で日本政府館のドームパターンを担当。1986年に、夫の名坂千吉郎と共に大阪の ABCギャラリーにて「名坂千吉郎・有子展」を開催し、翌年には、IBM絵画・イラストコンクールで優秀賞を受賞するなど、具体美術協会が1972年に解散した後も、作品を制作／発表し続ける。

具体美術協会の第二世代を代表するメンバーとして活躍した名坂は、2012年の国立新美術館で行われた「『具体』- ニッポンの前衛18年の軌跡」展や、2013年に開催されたニューヨーク・グッゲンハイム美術館の「具体展」でも作品を展示している。

現在は、草間彌生、オノ・ヨーコ、具体のメンバー田中敦子らと共に、戦後の日本美術界を代表する女性前衛アーティストとして位置づけられている。また、世界的に具体美術協会の再評価が進む中、2016年には、ベルギーのギャラリーAxel Vervoordtが、アート・ブリュッセルの「再発見」セクションで名坂の作品を紹介するなど、彼女への評価も年々高まってきている。