買取実績

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骨董品
翡翠 香炉他
- 買取地区:
- 一宮市
- 買取方法:
- 出張買取
参考価格¥230,000
翡翠の香炉を出張にて買取いたしました。小ぶりながら、重厚感のある佇まいと、やわらかな緑色が印象的な香炉でございましたので、一生懸命お値段をお付けさせていただきました。
他にも骨董品のご売却をご検討中とのことで、こちらのお品物につきましては、一点ずつ丁寧に拝見し、査定を行ってまいりました。この度は、ご依頼をいただき誠にありがとうございました。
翡翠は、その美しい色合いと硬質な質感から、古くより高貴な石として親しまれてきました。英語では「Jade」と呼ばれ、日本では5月の誕生石としても知られていますが、特に中国では古来より神聖な力を宿す石として大切にされてきた歴史があります。
翡翠には、大きく分けて「ジェダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」の2種類があり、それぞれ成分や色味が異なります。
ジェダイト(硬玉)は、翡翠の中でもとくに価値が高いとされている鉱石です。英語では「Jadeite」と呼ばれ、日本では「本翡翠」として知られています。硬度が高く、透明感のある美しい輝きを持つことから、古くから宝石として親しまれてきました。
ジェダイトは翡翠輝石という鉱物に分類されており、もっともよく見られるのは深い緑色ですが、成分の違いにより白や黒、黄緑、黄、赤、紫といったさまざまな色合いが存在します。
特に、透明度が高く深みのあるエメラルドグリーンのジェダイトは「ロウカン」と呼ばれ、もっとも高く評価されています。このような高品質のジェダイトは、現在でも主にミャンマーで採掘されており、他にもアメリカやロシア、カザフスタン、グアテマラなどでも採掘されています。
ネフライト(軟玉)は、角閃石の一種からなる鉱石で、ジェダイト(硬玉)と同じく「翡翠」と呼ばれることもありますが、一般的にはジェダイトよりも価値は下がる傾向にあります。
色は緑をはじめ、黒、白、黄、茶などがあり、全体的に淡く、やや落ち着いた印象を受けるものが多く見られます。
古代中国では、当時採掘されていた翡翠はすべてネフライトでした。そのため、当時は非常に貴重な宝石として扱われ、多くの工芸品や装飾品に用いられてきました。しかしのちにビルマ(現ミャンマー)からジェダイトが流通し始めると、ネフライトとの区別が意識されるようになります。
中国国内においては、ネフライトがジェダイトの代用品として扱われることもあり、ときには本翡翠として誤って販売されるケースも見受けられます。そのため、素材の正確な見極めが重要になります。
ただし、ネフライトの中でも、白く半透明でしっとりとした質感を持つものは「羊脂玉(ようしぎょく)」と呼ばれ、高値で取引されることがあります。見た目の美しさや希少性によっては、ジェダイトに劣らない価値が認められる場合もあります。
翡翠は見た目が似ている石が多く、市場には偽物や模造品も多く出回っています。特に人気の高い緑色の翡翠は、合成石として作られたものも多く、本物と見分けがつきにくいほど精巧に作られている場合もあります。
なかには「練り物(ねりもの)」と呼ばれる、天然石を粉末状にして樹脂などで固めた素材もあります。こうしたことから、購入時だけでなく、売却を考える際にも注意が必要です。
北岡技芳堂では、翡翠をはじめ、象牙や珊瑚、陶磁器、骨董品など幅広いお品物の査定、買取を行っております。ご不安な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
骨董品の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kotto/
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掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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