買取実績

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笹文文庫

骨董品

笹文 文庫

買取地区:
名古屋市内
買取方法:
店頭買取

参考価格¥30,000

本日は七夕ですね。子供の頃、祖父が竹を切ってきてくれて、玄関先に飾るのが毎年の恒例でした。短冊に願いごとを書き、揺れる葉にそっと結んでいましたが、何をお願いしていたのかは思い出せません。

ちょうど七夕の季節にぴったりの品が、先日買取をさせていただいた笹文様の文庫です。木肌のやさしい風合いに、静かに浮かび上がる笹はとても品があります。

豪華な蒔絵が施された文庫も目を奪われる美しさがありますが、日々の暮らしの中で使いやすいのは、こうしたさっぱりとしたデザインの文庫かもしれません。

七夕といえば欠かせないのが「笹竹」ですが、「笹」と「竹」の違いをご存知でしょうか? 一見すると大きさの違いのように思われがちですが、実は植物学的に明確な違いがあります。

竹は成長すると稈鞘(かんさや:たけのこの皮)が落ち、幹にあたる部分がツルツルになります。一方、笹は成長してもこの稈鞘が落ちず、幹にいつまでも残っています。

また、葉脈の形も異なります。竹は格子状、笹は並行に葉脈が走っており、節から出る枝の数も竹が2本に対して、笹は3本以上とされています。生育地にも違いがあり、竹は温暖な地域を好むのに対し、笹は寒冷地や高地でも育つというたくましさがあります。

七夕に使用するのは、笹、竹、どちらを飾ってもよいそうです。​

笹竹は短冊を結ぶ象徴として知られていますが、その起源は、中国の伝統行事「乞巧奠(きこうでん)」にあります。

この行事は、織女星に裁縫や芸事の上達を祈るもので、日本には奈良時代に伝わり、宮中行事として定着しました。

七夕がまだ貴族文化だったころ、貴族たちは紙に願い事を書き、供物とともに川へ流して祈りを捧げていたのです。当時は紙が非常に貴重であり、願いを書いた紙そのものが神に捧げる神聖な存在でもありました。この「紙に願いを書く文化」が、やがて「短冊」として受け継がれていきます。

笹や竹は古来より神様を迎える依代(よりしろ)とされ、門松や注連飾りと同じく神聖な植物とされてきました。さらに、笹竹が天に向かってまっすぐ伸びる姿が、願いを天に届ける象徴と考えられたのです。

庶民にこの風習が広まったのは江戸時代以降ですが、寺子屋に通う子どもたちが、学問の上達を願って短冊を笹に結びつけるようになりました。ぐんぐんと天に向かって伸びる若竹に、子どもたちの成長と将来の飛躍を願う気持ちが込められていたのかもしれません。

こうした歴史を知ると、短冊に込める想いもより深まるように感じられます。今年の七夕は、笹や短冊の意味に思いを馳せながら、願いを書いてみてはいかがでしょうか。

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