買取実績

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絵画
勝田幸男
粒画「鉄線」他
- 買取地区:
- 東海市
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥20,000
勝田幸男の粒画を買取いたしました。勝田幸男(かつた ゆきお)は、1941年京都市生まれの画家です。自然や動植物、風景などを題材にしたものが多く、繊細で詩情豊かな表現が特徴的です。
粒画(りゅうが)は、版に開けられた無数の穴を通して絵具を粒状にして落としていく作業を繰り返し行うことにより、一つの作品が生まれます。
表現方法を求めて研鑽を重ね、独自の技法を確立した勝田は、1991年に特許庁で「粒画」を商標登録しています。
多くの色の粒が重なり合って画面を構成しておりますので、無数の粒子のきらめきが美しく、日本画・洋画とは違った雰囲気があります。優しく柔らかい画風で、詩情豊かな世界を創り出しています。
今回は、お母様が長年大切になさっていた、勝田幸男の粒画作品4点をお持ちいただきました。市場での相場が確立されていないため、買取という面ではなかなか難しい作家ですが、一生懸命お値段をお付けいたしました。
どの作品も品があり状態も良好でしたが、買取をさせていただいた4点の中では、特に鉄線の作品はシンプルで現代のお部屋にも飾りやすそうでした。
鉄線は、古くから茶花としても愛されてきたお花です。茎は細くて堅く、葉は卵型の小葉からなる複葉で、花びら状の萼を6枚持っています。
キンポウゲ科の落葉つる植物で、初夏に白や紫の花を咲かせます。中国原産で、日本に渡来したのは室町時代の中頃のことで、観賞用に栽培されました。別名クレマチス、鉄線花、鉄線蓮とも言います。
桃山時代の能装束や小袖にも、鉄線を唐草のように表現したものが残されており、江戸時代には意匠や俳句などにもたびたび登場しています。着物の柄や家紋としても用いられてきました。
園芸種も多い鉄線は、蔓が鉄線のように強いと言うことが命名の由来です。固い蔓を持つことから「結びつき」を願い、婚礼衣装等に用いられる柄でもあります。ちょうど鉄線が咲き始める季節でしょうか。
北岡技芳堂では、様々な作家の日本画、油彩画、水彩画、版画などの査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
絵画の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。https://gihodo.jp/kaiga-top/
【勝田幸男 略歴】
1941年
京都府京都市生まれ
1962年
京都市立美術大学日本画科入学
1965年
個展 (大阪コクサイ画廊)
1966年
京都市立美術大学日本画科卒業
在学中に粒画への模索を始め卒業後
初めて世に発表
1967年
第3回 主体美術協会展
1968年
文部省 第7回 県展選抜展
1976年
ハワイホノルルアカデミーオブアーツ個展 (山田画廊)
1982年
日本生命のカレンダーになる
1987年
個展開催 (大阪阪急百貨店)
1991年
特許庁「粒画」商標登録
横浜高島屋、大宮高島屋、高崎高島屋、仙台三越などの全国の百貨店で個展を開催
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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