買取実績

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絵画
志村立美
「こたつ」木版画
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥15,000
志村立美の木版画を買取いたしました。志村立美は、岩田専太郎と並ぶ昭和を代表する挿絵画家です。
こたつをモチーフに、独特の切れ長の目と透明感あふれる白い肌、柔らかな表情の美人が繊細に描かれています。
挿絵界の巨匠と呼ばれた志村立美は、冬の風物詩を好んで描いていました。
ヤケやシミが目立つ木版画もございますが、今回買取をさせていただいた作品は難点がなく、とてもきれいな状態でございました。
志村立美(しむら たつみ)は、1907年に群馬県高崎市にあった有馬屋質店の長男として生まれました。生まれて間もなく横浜市中区へ移住し、殆どを横浜で過ごしました。
神奈川県立神奈川工業高等学校図案科を中退、1924年に山川秀峰に入門して美人画学びます。
当時、山川秀峰は鏑木清方同門であった伊東深水と共に、挿絵での活動もしていました。秀峰の推薦を受け、立美も挿絵での活動を行うようになります。
翌年に描いた『婦人界』の口絵などでその名を知られるようになり、講談社、博文館、文芸春秋社などの雑誌に、口絵、挿絵を描き、長い睫毛と潤んだ瞳の麗人画で人気作家となりました。
志村立美、岩田専太郎、小林秀恒は、挿絵界の三羽烏と称されて絶大な人気を博しました。
立美は、金田信武の株式会社金田商店から、新版画と呼ばれている木版画も描いています。
鏑木清方門の伊東深水、山川秀峰などの塾展である青衿会や、戦後の美人画団体・日月社展などには美人画を出品していました。
当時の大衆娯楽としての挿絵の重鎮として活動をしていましたが、晩年は挿絵の活動を休止し、立美の本来の原点である日本画、美人画への回帰をしていくようになります。
出版美術家連盟会長、日本作家クラブ副理事長を歴任し、1976年に作品集『美人百態』で日本作家クラブ賞を受賞します。林不忘(長谷川海太郎)『丹下左膳』の挿絵でも知られています。1980年、東京都新宿区の病院で73歳で亡くなりました。
北岡技芳堂では、志村立美の日本画、木版画などの査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
絵画の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。https://gihodo.jp/kaiga-top/
【志村立美 略歴】
1907年
群馬県高崎市に生まれる
1924年
山川秀峰に師事し、日本画を学ぶ
1928年
宮城県で画会を開催
1829年
日本画会に出品し、入選
1963年
ハワイのホノルルにある白木屋にて表紙原画展を開催
1976年
画集「美人百態」にて日本作家クラブ賞受賞
1980年
逝去、享年73
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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。
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