買取実績

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掛軸
水谷芳年
「小禽図」
- 買取地区:
- 名古屋市内
- 買取方法:
- 店頭買取
参考価格¥5,000
水谷芳年の掛軸を買取いたしました。桜の枝に綺麗な青色の鳥がとまっています。オオルリでしょうか、それともルリビタキでしょうか。
どちらも日本で見られる青い鳥の中でも代表的な野鳥ですが、見た目の違いはいくつかあるようです。
ルリビタキは目の上とくちばしの間に、短い白色の眉班(びはん)がありますが、オオルリにはありません。
またお腹が白いのは共通していますが、両脇が黄色、またはオレンジ色になっているのがルリビタキ、オオルリは黒色になっています。
共に頭から背中まで美しい青色ですが、同じ色ではなく、ルリビタキは水色に近い明るい青色で、オオルリは濃い青色をしています。個体差はありますが全体的に見た時に、ルリビタキは明るい印象でオオルリは暗い印象を受けるそうです。
オオルリはその姿だけではなく、日本三鳴鳥として澄んだ高音の囀りも美しいです。
名古屋市内で鳥の鳴き声を聞ける場所は限られていますが、先日市内のお客様のお宅へ伺った際に、様々な鳥の囀りが聞こえてきました。
ご自宅はビルに囲まれていましたが、お庭にはたくさんの木が植えてあり、緑がたくさんありました。「鳥はちゃんと知っていて毎日休みに来るの」と、お客様に教えていただき、しばし耳を傾けました。
水谷芳年(みずたに ほうねん)は、1879年に名古屋本重町に生まれた日本画家です。(名は勝挙、字は半卿、通称に千代吉)
幼少期から中島有年に岸派の画を学び、後に石河有隣(いしこ ゆうりん)に師事し南北合法を修めますが、山本梅逸を崇拝してその遺法を研究しました。
日本美術協会や日本絵画協会への出品、文展に入選するなど画家として活躍しつつ、尾張岸派の画家たちの指導も行っていました。芳年は、文展や帝展で活躍した渡辺幾春が9歳の時に初めて学んだ師でもあります。
花鳥画を得意とし、その中でも孔雀は高い評価を得ています。繊細で優美な画風は人気で精力的に活動をしていましたが、1928年に50歳で亡くなりました。作品は、名古屋市美術館に収蔵されています。
北岡技芳堂では、水谷芳年、石河有隣、山本梅逸などの掛軸の査定、買取を行っております。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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