買取実績

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石井柏亭「青麥」

絵画

石井柏亭
「青麥」水彩画

買取地区:
一宮市
買取方法:
店頭買取

参考価格¥30,000

石井柏亭の水彩画を買取いたしました。こちらは1953年の作品で、松本近郊の青麥の風景が描かれています。

一般的に麦の種を蒔くのは晩秋から初冬にかけてとなり、寒い冬に芽を出して、春の暖かさを迎えのびのびと育ちます。やがて麦畑は鮮やかな緑色で覆い尽くされますが、この時期の穂の出る前の葉や茎が青々としている麦のことを青麦と呼びます。

長野県で栽培されている主な小麦は5品種、大麦は3品種あります。2022年産の長野県の麦の栽培面積は約3000haで、そのうち松本地域の麦の栽培面積は約1600haもあり、なんと松本は長野県の栽培面積の50%以上を占める麦産地とのことです。

石井柏亭は、1882年東京生まれの画家です。祖父は日本画家・鈴木鵞湖で、彫刻家・石井鶴三を弟にもつ芸術家の家庭に育ち、幼い頃より祖父や父から絵の手ほどきを受け、展覧会に出品をしていました。

1895年に印刷局の見習工として勤めはじめ、彫版の仕事を行います。そこで、先輩である石川欽一郎が描く水彩画に興味を持ち、独習を試みるようになります。

1898年に浅井忠に入門して洋画を学び始め、制作活動を本格的に始めます。浅井忠の下での勉強は、柏亭の活躍の大きな影響を与えました。

「日本水彩画会」「二科会」「一水会」の創立にかかわるなど、明治末から昭和にかけて美術界の各局面で重要な役割を果たしました。平明な色彩と筆致で、身近な風景や日常を描いた作品が特に有名です。

洋画家として油彩画だけでなく、水彩画、版画、日本画と幅広いジャンルの作品を残しました。さらに、歌人、詩人、批評家、著述家、教育者としても活躍し、教育活動と幅広く日本の近代絵画の発展に寄与しました。

弊社の絵画の買取につきましては、よろしければこちらもご覧ください。
https://gihodo.jp/kaiga-top/

 

【石井柏亭 略歴】

1882年 
東京下谷生まれ

1895年 
神田の共立中学を退学し、印刷局工生として彫版見習生となる

1898年 
絵画修業のため浅井忠研究所へ入門

1902年 
結城素明の紹介で「明星」に挿画を寄稿
後に時評や詩も寄せる

1904年 
東京美術学校に入り、藤島武二に師事
眼疾の為1年で退学
第1回文展より毎回出展する

1907年 
森田恒友・山本鼎と文芸美術雑誌「方寸」を創刊

1908年 
北原白秋、木下杢太郎らと文学サークル「パンの会」創始

1910年 
渡欧して2年後に帰国

1914年 
二科設置運動に加担
文展と絶縁して二科会結成

1921年 
文化学院の創立に参加

1928年 
フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章受章

1936年 
山下新太郎、安井曾太郎らと一水会を結成

1937年 
帝国芸術院会員

1958年 
享年76歳で逝去

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※買取価格は制作年、作風、状態などにより相場が変動いたしますので、
掲載されている金額は、ある程度の目安としてご参考にしていただけますと幸いでございます。

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