荒川修作 買取ます ｜ 絵画の買取・鑑定なら『ギャラリー北岡技芳堂』

荒川修作　高価買取いたします

荒川修作の作品は高価買取査定を実施中

北岡技芳堂では荒川修作の作品を買取強化中です。

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詩人のマドリン・ギンズと共に数々の作品を発表し、欧米でも高い評価を獲得した現代美術家、荒川修作の作品

『養老天命反転地』や『三鷹天命反転住宅』などの代表作で知られる荒川修作は、アートを通じて新たな価値観を生み出し続けた作家です。

荒川修作（あらかわ　しゅうさく）

1936年、名古屋市まれ。幼少期に戦争を経験し、多くの人の死に接したことをきっかけに芸術の道へ進む。愛知県立旭丘高等学校美術科卒業。1956年、武蔵野美術学校（現・武蔵野美術大学）に入学し、その後中退。1958年、読売アンデパンダン展に初出品する。1960年、赤瀬川原平、篠原有司男、吉村益信らと共に、「反芸術」を掲げる前衛芸術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。

1961年に渡米し、ニューヨークに拠点を移す。渡米後、現代美術の巨匠、マルセル・デュシャンと出会う。1962年には詩人で後の妻となるマドリン・ギンズに出会い、共同制作を始める。1964年頃から、図形や文字、記号などのモチーフを用いた絵画「ダイヤグラム（図式）」シリーズを発表。1970年、ヴェネツィア・ビエンナーレで『意味のメカニズム』を出品し、一躍脚光を浴びる。1972年、同作のヨーロッパ巡回展示を見たドイツの物理学者ヴェルナー・ハイゼンベルクから賞賛され、ギンズとともにマックス・プランク研究所に招待を受け、多くの物理学者・科学者・生化学者をとの交流が始まる。

1972年頃から建築的実験モデルの制作を始め、70年代から80年代にかけて、欧米を中心に数々の個展を開催する中で、作品が平面から立体へと移っていく。1987年、マドリン・ギンズとの共著『死なないために』を刊行。1991年、東京都国立近代美術館で「荒川修作の実験展－見る者がつくられる場」を開催。1994年、奈義町現代美術館に 磯崎新とのコラボレーション作品『遍在の場･奈義の龍安寺・建築する身体』を制作。1995年、身体で直接体験できるアート作品『養老天命反転地』を建設。1997年には、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で、日本人初の個展「WE HAVE DECIDED NOT TO DIE」を開催する。2005年、「死なないための住宅」をコセンプトとした『三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller』を建造。

主な受賞歴には、紺綬褒章（1982年）、フランスの芸術文学文化勲章（シュバリエ）（1986年）、紫綬褒章受章（2003年）など多数。2010年、逝去。「日常と異なる環境で身体感覚を再構築することで、新しい文明を開くことができるのではないか」と考え、生涯を通じて社会に新たな価値観を生み出そうと挑み続けた。