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2013年2月1日

会津八一の書について増田孝先生にご指南頂きました。

会津八一の書について増田孝先生にご指南頂きました。
テレビ東京のなんでも鑑定団の鑑定士で、ご存知の方も多いと思います。現在は愛知文教大学の学長で、日本の古文書の講義もされています。
今回は、ここ数年見た書の中で私の一番気に入りました、会津八一の作品をより深い観点から作品を知りたく、先生のところへお邪魔しました。
会津八一の書の意味
陶淵明の詩である。意味は、「寄心清尚」 心を清尚に寄す(心を潔よく高尚な境地に寄せる)
会津八一を交え、忘れられつつある書の魅力について増田学長にお伺い致しました。
先生も会津八一の書はお好きで、この作品は出来の良い作品であるとおっしゃっておりました。とても嬉しい事で、同じ美の観点で話す時間ができました。

会津八一は小学生の時、書道教師や親から悪筆といわれていました。元来左利きであったこともあり、習字も手本通りに書けなかったといわれています。成人し、東京専門学校予科に入学して以降、字は上手下手ということよりも書は自分の意志を相手に伝えるものであり、そのためには人にわかるような字を書かなければならないと、書の手本を新聞の明朝活字に求めるのに至ります。何故、新聞かと言えば新聞の文字は、多くの人が目にする読みやすい文字であるという理由でした。
しかし、誰にでも認められる字を目指していたことが、技巧にとらわれず、結局は自分自身の字を築き上げる事となりました。ここに既存の書家にはない親しみやすさがあり、筆法は中国にも類例がない所以です。
増田孝学長
書は他の芸術品と違って、実用品として存在していた側面をも持つ芸術ですから、見てながめるだけでは本当の意味で書を理解したとはいえません。書かれた文字を読み解いて、その内容を歴史と照らし合わせて吟味し、どのような経緯を経て遺されてきたのか、多面的な視点から理解してはじめて、その作品の持つ意義を味わう事ができます。こういった総合的な探求を必要とするところが、書の難しさであり、本当の面白さ、深さなのだと考えています。

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